■ パラダイス山元さん
田沼(以下「た」):『NAVI』の「エンスー新聞」の企画でウニモグの体験試乗をするんだけど、いっしょに行く?
ワタナベ(以下「ワ」):行く、行く! でもいったいどこで乗せてくれるんですか?
た:パラダイス山元さんって聞いたことない? 彼が持ってるんだよ。
ワ:「マン盆栽」の人ですよね、たしか。なぜか私の机に「光る!ザ・マン盆栽」があるんですよね。
た:それも何かの縁だね。でもそれだけじゃない。山元さんはすごく多才な方で、かつては富士重工に勤めるカーデザイナーだったんだ。で、そのサラリーマン時代からプロのミュージシャンとしても活躍していて、「東京パノラママンボボーイズ」や「東京ラテンムードデラックス」といったバンドを率いてたんだよ。
ワ:へえ。
た:それも余技なんてレベルじゃないからね。ラテン・パーカッショニストとしての腕は一流だよ。
ワ:そういえば腕にヒラヒラのついた衣装を着て、なんか叩いてる姿を昔、テレビで見たような……。
た:「ラテン専科」っていうレギュラー番組も持ってたからね。そのほかの肩書きは入浴剤ソムリエ、会員制餃子店「蔓餃苑」のオーナーシェフ、そして……。
ワ:えっ、餃子ですって! どこにお店があるんですか!?
た:いや、いま言ったように完全会員制で、めったに開けないから。
ワ:なんだ、残念。
た:……とりあえず餃子はおいといて、もうひとつ山元さんの外せない肩書きは、日本で唯一のグリーンランド国際サンタクロース協会公認サンタクロース。
ワ:あ〜、サンタ姿もテレビで見たことがありますね。
た:海外で開かれたサンタクロース会議の様子とか、俺も見たな。でもあれはけっしてお遊びじゃなくて、毎年クリスマスの時期には、恵まれない子供たちの施設や小児病院なんかを訪ねたりしてるんだ。公認サンタクロースとして、ちゃんと役目を果たしてるんだよ。
ワ:そうなんだ。山元さんのことはなんとなくわかったけど、なんでウニモグを持ってるの?
た:そりゃ好きだからでしょう。
ワ:いたってシンプルだわ。でも、あんな特殊なクルマを何に使ってんだろう?
た:本人に聞いたところでは、ごく普通の足として乗ってるそうだよ。それも都内で。
ワ:……。
た:もちろんそれだけじゃなくて、サンタクロース活動にも使ってるそうだけどね。何年か前に新潟で中越沖地震があったときには、仮設住宅で暮す子供たちに渡すプレゼントをウニモグに積んでいったりとか。
ワ:じゃあウニモグがトナカイなんだ。いい話だ〜。