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nvh volume 1:クルマだけを見ず、クルマだけを語らない
(07.02.26)
エッセイ
nvh volume 1
クルマだけを見ず、クルマだけを語らない
加藤哲也
『NAVI』編集長
→『NAVI』2007年4月号、好評発売中!
巻頭特集は「ジドウシャは今が旬、クルマの青春時代を取り戻せ!」。
フェラーリ599×F40、ランボルギーニ・ガヤルド×カウンタックLP400、ニッサン・セレナ×初代トヨタ・カローラ……ジドウシャの青春を巡るストーリー。
■
20数年前の“告知”
まったく人生というのは摩訶不思議なものだと改めて思う。今を去ること20数年前、
『CG』
の入社試験を受けたものの見事落第。失意の中で見つけたのは毎月欠かさず読んでいたCGの編集後記欄に載っていた「新自動車雑誌創刊・スタッフ募集」の告知であった。
モノ心ついたときからクルマにしか興味を示さず、モータースポーツに憧れ、CGに感化されて育った僕の目に、このたった数行の告知が見逃せるワケがなかった。CGと同じ出版社から“分家”する形で独立する雑誌なら、きっと面白いに違いない。
しかし問題だったのは、そこには一体どんな内容の自動車誌なのか? がまったく書かれていないこと。こちらとしては当時の職も夢も投げ打って、第二の人生を賭ける意気込みでいるのに、これじゃああんまり不親切過ぎるんじゃあないか。
と憤慨しているだけでは何も始まらない。当時の僕は迷ったら即行動が身上。さっそく電話をかけて二玄社に問い合わせてみると、CGとはまったく別の形態、まったく異なる編集方針の、今までにない新しい雑誌だというばかりで、頭に巣食った疑問はほとんど氷解しない。
加えて元々がセカンドベストでは納得できない性分だったから、結局はCG一本狙いで次のチャンスを待つことを決心した。新雑誌の方は一読者として楽しませてもらおうというわけだ。ご想像の通り
『NAVI』
が創刊されたのは、そのしばらく後のことである。
実際、NAVIは画期的な内容の自動車雑誌だった。読んで面白く、好奇心を刺激し、知的興奮を味合わせてくれる。しかしまだ若く、ドライビングプレジャーを得られる機械としてのクルマにだけ興味津々の“偏狭な”クルマ好きでしかなかった当時の僕にとって、“作り手側”に回りたいと熱烈に思わせるものではなかった。
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page1:
■
20数年前の“告知”
page2:
■
自動車を評価する眼力と勇気を
『NAVI』編集部
毎月26日発売のカーライフマガジン
『NAVI』
。日夜取材に追われる編集部員は、加藤編集長はじめツワモノぞろい。どこがツワモノかって?……このコーナーを読めばわかります。
→過去記事リスト「internet NAVI」
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