イタリアではこの2012年1月から、ある革命的な自由化が行われた。何の自由化かというと、商店や飲食店に関するものだ。「営業日・営業時間」と「バーゲンの時期」の自由化である。
日本の方々は「エッ?」と驚くかもしれない。だが従来イタリアでそれらは、「長時間労働を防ぐと同時に、過当競争も抑制する」などといった理由のもと、自治体と商業団体によってかなりシビアに統制されていたのだ。
実はこの自由化案は、過去にもたびたび法案が提出されては消えていた。しかし今回は経済危機を背景に、営業時間やバーゲン時期をフレキシブルにすることで市場の活性化を促そうということで、ついに施行に移されたのだ。
この自由化、消費者団体が歓迎の意向を示しているのに対し、商業団体は露骨に不快感を示しており、これを執筆している脇のテレビでは、「最終的には、休みが取りにくくなっちゃうわよ」とローマで商店を営むおばさんが放映されている。