ヒストリックカー見本市「レトロモビル」を見るため、2月はじめパリにやってきた。会場は例年と同じポルト・ド・ヴェルサイユの見本市会場である。その会場でのことだ。
他の催し物のリストに「PARIS MANGA」をみつけた。以前から見てみたいと思っていたが、ついぞ今まで訪れる機会のなかった、フランス版コミック、アニメおよびコスプレの見本市である。くしくもMANGAのパビリオンは、レトロモビルの隣だった。
観察していると、地下鉄駅から来る人々はメッセ敷地内に入ってから、若者はPARIS MANGA、おっさんはレトロモビル、というふうに、まるで分水嶺(れい)のごとく分かれてゆく。
ボクは若者たちについて行き、PARIS MANGAのパビリオンに入ってみた。入場料は10ユーロ(約1000円)。お金を払ってから振り向けば、背後には赤の革ジャン、帽子、サングラスでマイケル・ジャクソンになりきったお兄さんがいた。