1998年の夏にデビューした先代プレサージュは、「ホンダ・オデッセイ」の大ヒットに触発されたとおぼしき急造ミニバンだった。03年6月26日に発売された今回のプレサージュは、皮肉な言い方をすると、旧型の失敗を真摯に受けとめて開発されたクルマといえる。
国内では「ティアナ」で使われる新開発「FF-Lプラットフォーム」を用いて車内の床を低くし、リアドアは狭い場所での乗降に便利なスライド式に変更、さらにシートアレンジを、実際に使われるパターンに絞って使いやすさを追求した。従来モデルにガッカリしていたリポーターは、その変身ぶりにちょっとビックリ。
(先代の試乗記はコチラ
http://www.webcg.net/WEBCG/impressions/000010672.html )
全長4840、全幅1800、全高1685mmのボディサイズは、オデッセイとの近似値。押し出し重視の立ち気味グリルと、やはり立ち気味のバックゲイトが、居住空間に配慮した“実直なピープルムーバー”を主張する。それでいて、「サイドウィンドウ下の面、いわゆるショルダーラインからサイドボディが張り出し、また強調されたフェンダーがプレサージュを退屈さから救っている……」とは、日産デザイン担当者の弁。
まずヨンクの3.5リッターV6「X」に乗る。車両本体価格306.0万円と最も高価なモデルで、17インチホイール、ナビゲーションシステム、リモコンスライドドアやサイドブラインドモニターなど、オプション込みのお値段は364.3万円也。ちなみに、FFの3.5リッターは、素のままで272.0万円。ひとまわり大きなエンジンを積みながら、「オデッセイ」や「トヨタ・エスティマ」の3リッターモデル(267.5万円〜/293.5万円〜)と競争力ある価格だ。