主婦層を中心とした女性ユーザーに、「私でも運転できそう」という印象を抱いてもらうには、ボディをコンパクトに感じさせるデザインが重要、とホンダの開発陣は述べる。
一方で、単純に“見た目の立派さ”からいうと、エリシオンのそんなルックスは、エルグランドやアルファードに一歩ゆずる印象がある。「大きさ控えめ」が特徴のエリシオンと、「押し出し命」のアルファードやエルグランド――このあたりの戦略が販売成績にどのような影響を及ぼすことになるのか、大注目だ。
もっとも、いまやミニバンのトレンドセッターともいえるホンダが、わざわざ日産やトヨタが築いた同じ土俵に上がる必要もないハズ。個人的には、ホンダの“ハズシの戦略”には、モロ手をあげて賛成したくなるのだが……。
(後編につづく)
(文=河村康彦/写真=佐藤俊幸/2004年5月)
・ホンダ・エリシオンG (FF)/VX 4WD(5AT/5AT)【短評(後編)】