神奈川県は横浜で開催されたプレス試乗会で、短時間ながら1.6リッターモデルに乗ることができた。
個性的な顔とはうらはらに(?)、Aピラーからは、長いルーフラインがリアに向かって素直に延びる。サイドウィンドウのグラフィックを工夫することで、つまり窓上端のラインをルーフより強く下降させることで、クルマが鈍重に見えることを防いでいる。「退屈へのレジスタンス」は少々弱まった印象だが、全体にイヤ味のないシルエットだ。ルーフレールは標準装備。
最新ワゴンらしく、リアガラスはハッチゲートとは別に、個別に開閉することができる。ハッチゲートにオープナーが2つ並んで用意され、ガラスハッチを開けると、ゲートは開かないようになっている。
リアガラスをパタパタした後、いざハッチゲートを開けてみると、なるほど、荷室は広い。広いだけでなく、フロアが低く、バンパーとの段差がごく小さいことは、重いモノを積むときに助かるだろう。ホイールハウスほかの、側面からの張り出しが抑えられているのもいい。もちろん、搭載物を直接人目にさらさないためのトノカバーは、標準で装備される。
ラゲッジスペースに感心し、もうひとつの目玉、後席をチェックしてみると、これまたなるほど、実用度がグッと上がっていた。ハッチバックでは少々苦しかった膝前空間に余裕がある。ヘッドクリアランスも問題ない。ふんわり包まれ感のあるシートは座り心地よく、シートバックは立ち気味で、背筋を伸ばした姿勢を取ることができる。センターシートもすこし着座位置が高くなるが、十分“使える”シートだ。(つづく)
(文=webCGアオキ/写真=ルノージャポン/2004年6月)
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ルノー・メガーヌツーリングワゴン1.6(4AT)【短評(後編)】