あえて気になる点を書くと、足踏み式サイドブレーキの2度踏みリリース方式は、筆者が何度も指摘しているように賛成できない。主ブレーキ失陥時など緊急用としては、反復使用しにくい不安がある。
シートそのものに格別不満はないが、座面の傾斜がフラットで、短時間なら問題ないが、長時間座っていると疲れるタイプだ。ハイトコントロールは後部を持ち上げる方式だから、初期値はもっと後部を下げて、腰にかかる上体の荷重を背面に分担すべきだ。それはシート自体のホールド性を上げることにも繋がる。
加えて、個人的な好みを記すと、ポルテはデザイン的にトヨタの最高位にあると思う。流麗でスタイリッシュなものは比較的簡単で、誰でもトライする分野ながら、こうした実用性を極めたうえでカッコよく処理するのは、なかなか難しい。優しく柔らかな印象のドルフィンノーズ、小さなノッチをつけたフロントウィンドウやAピラーの処理、曲げ過ぎずゆるやかな弧を描くルーフラインなどなど、ちょっと欲しくなる要素を持ったクルマだ。
お勧めは「130 i “Cパッケージ”」。1.3リッターエンジンはショートストローク型で軽快に吹くし、パワーも必要十分。乗り心地はフラットで突き上げ感もすくなかった。
(文=笹目二朗/写真=郡大二郎/2004年8月)
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http://www.webcg.net/WEBCG/news/000015569.html