小さく元気で、しかも結構奥が深い「307」以下のプジョーが、ヨーロッパだけでなく日本でも、特に若い世代で好まれているのは周知のとおりである。だからこそ、フランス車にとっては、かなり敷居の高い市場である日本でも、プジョーだけは元気がイイ。
でも日本では、そのプジョーのラインナップの中で中大型モデル、つまり「406」と「607」は、販売比率に占める割合がたったの13%でしかないのだという。つまり日本では、プジョー=元気でおしゃれな小型車なのだ。
といっても、中大型のプジョーも相当いい。個人的には小さなプジョーよりも絶対にお買い得だとさえ思っている。特にすこし前、『webCG』インプレッションのために607に乗って驚いた。(「607」試乗記は
こちら)日本に輸入直後はそれほど感銘を受けなかったクルマだが、最新モデルがあまりにもできがいいのに感心させられた。ボディがもうすこし小さかったら、自身で欲しいとさえ思ったくらいだ。
だが、実はその607、現在の在庫がはけ次第、販売が止まる。もともと日本ではマーケットが小さかったのも理由だが、それ以上に、今回の407が607のフィールドまでカバーできるほど品質が高くなったためだ。プレスティージアスな中身も持っているし、サイズ的にもそれほど変わらないからだとは、広報スタッフの説明である。
それに対して、半分は疑問を抱いたまま試乗したのだが、リアルームの快適さを除けば、たしかに407は従来の406から607までをカバーできるモデルであることがわかった。