シート後方にいかにもガッシリとしたロールオーバーバーがマウントされたのは、当然“時代の要請”と考えられる部分。ただしそれもあってか、シートバック背後のアタッシュケースなどを置くのに好都合な隙間は、これまで2代のモデルよりも随分と狭くなってしまった。
代わりに(?)ロールオーバーバーの下部に、ちょっとしたセカンドバック程度なら楽に飲み込む容量のストレージボックス(RS、VSグレードはリッド付き)が設けられ、グローブボックスもリアのコンソールボックスも意外に大容量で、この種のクルマとしては総じて収納性は優れている。
もっとも、前出のストレージボックスを使うためにはシートバックを前倒ししなければならないのに、リクライニングレバーが両ドア側にしかないのはちょっと不便だ。例えば、一人乗りの状態で左側ボックスを使うためには、アクロバティックに身体を捻って左ドア側のレバーを操作しなければならない。というわけで、走行中に必要なものはここには入れられないというのが結論。
付け加えれば、バッテリーとスペアタイヤが無くなったのでトランクスペースはちょっとだけ拡大。全グレードに標準のトランクオープナーには、“オープン駐車”時に有効なキャンセラー機能が付く。
と、軽く各部をチェックした上で、アテンザなどに使われてきたユニットをベースに縦置き化等のリファインを施した2リッターの4気筒エンジンに火を入れる。(後編へ続く)
(文=河村康彦/写真=峰昌宏、マツダ/2005年9月)
・マツダ・ロードスター(5MT)/RS(6MT)/VS(6AT)(後編)
http://www.webcg.net/WEBCG/impressions/000017160.html