アーチ型ルーフラインは、いわゆる“ひと筆書き”風処理の、昨今の流行ともいえそうなモチーフ。しかし、それがベルトラインへと降り立った部分にテールレンズを直結! という処理を用いるとなると、これもまた大胆そのものというしかない。
おかげで、サイドビューではリアデッキ部分がほとんど見えないファストバック調のプロポーションを演じるにもかかわらず、実際にはトランクリッド上にしっかりとフラットなデッキ処理が与えられている。そんなトリックを実現させたのが、後方から大きくえぐられたカタチのインバース形状のリアウィンドウ。いやいや、やっぱりこんなセダンのデザイン、今までどこにも見たことない……。
かくも大胆なエクスリテアデザインの仕上がりぶりから、「こちらもさぞかし」と身構えて乗り込むと、しかしC6のインテリアはさほど突拍子もないデザインの持ち主というわけではなかった。(後編に続く)
(文=河村康彦/写真=シトロエン/2005年12月)
・シトロエンC6 3.0i V6(FF/6AT)【海外試乗記(後編)】
http://www.webcg.net/WEBCG/impressions/000017637.html