今回の試乗コースは、富士スピードウェイ。試乗ステージを考えラインナップから選ばれたのは2リッターターボと3リッター車。当日はあいにくの雨であったが、AWDの安定感を信頼して走り出す。この気分的な「安心」という部分で、AWDが有利なのは間違いない。もちろん過信してはいけないのだが。
まず乗り込んだのは、マイナーチェンジにより6段MTが採用された、シリーズ中最もスポーティな「B4 2.0GTspec.B」。初めてのコースなので慣熟も兼ねて慎重に走る。エンジン回転や車両へのGのかかりかたにかかわらず、スムーズにシフトを受け入れてくれる。意地悪く言えばメリハリがないとも言えるが、扱いやすいことを嫌う人は少ないだろう。
後に乗ったツーリングワゴンに比べ、車重などの関係でコーナーでの安定感が高いB4は、トルセン式LSDをリアに採用するため脱出も速い。
続けて「ツーリングワゴン 3.0R(5AT)」に試乗。マニュアルモードを選び、ステアリング裏のパドルシフトを操作してサーキットを駆け抜ける。コーナー手前でシフトダウンすると、ブリッピングしながら変速をする。これも3リッターATモデルに新しく加わった仕組みだ。
しかし、マニュアルモード走行時にレブリミットに近づくと自動的にシフトアップしてしまう機能(すべてのATモデル)は、スポーティ走行派には賛否両論かもしれない。
エンジンだけが注目点ではない。マイナーチェンジにより高められたボディ剛性は、サスペンションの動きも良くする。今回はサーキットでの試乗で街乗りなどのインプレッションができないが、これは走りだけではなく、乗り心地にも有利に働くはずだ。(後編につづく)
(文=webCG本諏訪裕幸/写真=荒川正幸/2006年5月)
・スバル・レガシィシリーズ (後編)
http://www.webcg.net/WEBCG/impressions/000018190.html