周知のように「レクサスGS430」とマジェスタは、実質上姉妹車である。ホイールベース、前後のトレッドは(タイヤの幅をのぞけば)全く同じ、つまり共通のプラットフォームを持つ。エンジンも共通の3UZ-FEなる4.3リッターのV8、出力/トルクはむろん、6段ATのプログラムも変わらない。
変わっているのはマジェスタのほうがやや長く、一方でやや幅が狭いということだが、実はここにこの2車の性格の違いが象徴されている。GSより145mmく、25mmだけ狭く、40mm高いという数字だけ見るなら、大した違いではない。でもこれに意味がある。つまり端的に言えばマジェスタは徹底的にドメスティック・デザイン、GSはインターナショナル・テイストということで、それが性格の根本的相違を表している。
GSユーザーはマジェスタの日本的高級車然とした佇まいは遠慮するだろうし、マジェスタを選ぶ人はGSのソリッドなデザイン表現は冷たくてなじめないというのだろう。(後編へつづく)
(文=大川悠/写真=高橋信宏/2006年8月)
・トヨタ・クラウンマジェスタ Aタイプ(FR/6AT)(後編)
http://www.webcg.net/WEBCG/impressions/000018446.html