147は156と同世代ながら、目元やテールランプ類を微修正しながら延命策が採られている。しかしながら最新のライバルと比べてもけして見劣りはしない。ちょっとアクの強い造形ではあるが、凹凸のはっきりした立体的フォルムは未だに魅力的。普遍性のある完成されたデザインは時間的な老化など見せない好例かもしれない。
寸法的にはそう小さな車でもないのに、引き締まった筋肉質の体躯はコンパクトに見える。よって中に座れば居住性もなかなかいい。
活気のあるエンジンはもとより、走行性能もいまだ高レベルにあり、変化のための変化を必要としない。ファッションとして身近に置いておくだけのために、トルコンATを所望する人がいるかも知れないが、アルファはいたずらに一般に迎合すべきではないと思う。
今回同時に159のトルコン6ATも試乗したが、俗化して光が弱まったと感じた。147はこのままでいてほしいと思う。