新型「日産エクストレイル」の試乗の舞台は、ギリシア・アテネ空港からさらに空路で1時間ほど行ったイオアニアの地。そこから内陸へと分け入り、アルバニア国境近くの山頂の村、パピンゴ村に至るオン/オフ取り混ぜ計200km近くに及んだ道程は、なるほどニューSUVの実力を推し量るにはおあつらえ向きだったといえた。
そこでは新型エクストレイルの実力のほどを、大いに体感することができたのだ。
主力モデル「2.0S(FF)」で200万円という価格や、泥だらけにしても丸ごと水洗いできるインテリアが強いインパクトをもち、日本でヤングユーザーに大人気となったエクストレイル。実は世界167カ国で累計80万台も売れたというワールドカーでもある。その厚い支持を背景に、外観は徹底したキープコンセプトでまとめられている。しかし、随分と落ち着いたように見えるのは、全長が175mm伸ばされるなどサイズが拡大されたせいだろう。
狙いはラゲッジスペースの拡大である。5名乗車時でも容量は479リッターを確保しているが、後席を倒せばなんと1773リッターものスペースが生まれるのだ。しかも新開発のマルチリンク式サスペンションのおかげでフロアはフラット。大抵の遊びのギアは室内に収めることができそうだ。