ニューモデルが出る度に、クルマというものは必ず大きくなり、重たくなってゆく。衝突安全性を考えれば、それを避けられないことはよくわかる。しかし、最近の「より広く、より高く」一辺倒な自動車造りを見ていると、そこに一抹の不安や安直さを感じないではいられない。
そんなマンネリ?を、最初に打破したのは「マツダ・デミオ」であった。トールワゴンからシティコミューターへコンセプトを転換し、いま一度小型車に求められる“本当に必要なサイズ”を問うた。
2007年10月18日に発表される新型「ホンダ・フィット」は、キープコンセプト。デミオが捨てたジャンルを極める形で登場したともいえる。真意はどこにあるのか?
従来、フィットのラインナップは「A」や「Y」と排気量ごとに細かくグレードを分けていた。今回は、至ってシンプル。排気量は従来通り1.3と1.5リッターの2種類。前者がベーシックな「G」と豪華仕様の「L」、後者は「RS」のみとなる。