「ホンダ・フィット」は、登場後6年が経過して予定されたモデルチェンジを敢行した。旧型もモデル末期でありながら最後の月まで月販1万台を維持していたのだから立派なものだ。魅力は未だ衰えずといったところだが、新型も発表1週間で1万台以上の予約を受けるなど、滑り出しは好調と伝えられる。
新型フィットは、「成功車」である先代のコンセプトを継承しながらも、細部にわたって改良されている。4mを切るコンパクトな外寸はそのままに、より室内の居住空間を広げる努力がなされ、実際に乗ってみると室内幅はもとより、リアシートの居住性が大幅に向上していることがすぐわかる。
搭載されるエンジンは1.3リッターと1.5リッターの2種類で、それぞれ100psと120psにチューンされるが、1.3は特に燃料経済性に重きをおき、今回トルコンを付加して変速のスムーズさを大きく向上させたCVTとのみ組み合わされる。
そして1.5はさらなるパフォーマンスを指向している。MTで乗りたいユーザーは少数派ながらも頑として存在するが、彼らがMT仕様を優先的に選ぶとなると、この1.5にしか用意されていない。