縦型ヘッドライトに2段構えの大型ラジエターグリルがとても雄々しい今度の「キャデラックCTS」。兄貴分の「STS」がフェイスリフトにより同様のフロントマスクを手に入れたのに対し、CTSはフルモデルチェンジを実施して2代目に進化。初代CTSの登場を皮切りに進められてきた「キャデラック・プロダクト・ルネッサンス」は、これを機会にテーマを“Art & Science”から“Pursuit(追求)”に改め、第2ステージへと踏み出すことになった。
キャデラックのエントリーモデルとはいえ、全長4870mmの堂々たるボディを誇る新型CTSには、初代同様、いまどきのクルマとしては珍しいくらい、エッジの効いたシャープなエクステリアが与えられた。旧型ではどことなく窮屈に思えたフロントマスクは、全幅が2インチ広がったことも手伝って、とてもバランスよく見える。
フロントフェンダーに設けられたサイドエアベントも新型の特徴だ。欲をいえばクロームメッキではなく、アルミなどを使い、より上質に仕上げてほしかったが、全体的にはキャデラック独自のスポーティな雰囲気がうまく表現できている。