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アストン・マーティン DBS(FR/6MT)【海外試乗記(前編)】
(08.04.29)
インプレッション
【スペック】全長×全幅×全高=4721×1905×1280mm/ホイールベース=2740mm/車重=1695kg/駆動方式=FR/6リッターV12DOHC48バルブ(517ps/6500rpm、58.1kgm/5750rpm)(欧州仕様車)
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ヒーローの条件(前編)
アストン・マーティン DBS(FR/6MT)
「ヴァンキッシュ」に置き換わるべく誕生したアストン・マーティンのフラッグシップ「DBS」。『CG』高平高輝が英国からリポートする。
『CG』2008年1月号から転載。
これがスマートキーならぬECU(Emotional Control Unit)。ちょっと言いすぎではないかとも思うが、サファイアガラスとステンレススチールの上質な手触りを知るとそれも許せる。スロットに押し込むとガラスを通して赤く光る芸の細かさ。高級スポーツカーのディテールはこうあってほしい見本だ。
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美しく精緻な“ECU”
ステンレススチールとサファイアガラスで作られたアストン・マーティンDBSのキーを握った瞬間、やられた、と思った。上等な腕時計のように滑らかで重い長方形の電子キー。いや、正しくは電子キーとかスマートキーと呼んではいけないらしい。ミニ・モノリスのようなキーの正式名称は「ECU」。といっても、エンジンを制御するチップが詰まったエンジンコントロールユニットのことではなく、“Emotional Control Unit”の略であるという。
そこまで気取るといくらなんでもちょっと嫌らしくないか、という気もしたが、見事な出来栄えがそれを補って余りある。美しく精緻だが、外からは窺い知れない機能を秘める硬質なECU。なるほど、世の中が40年前ほど単純ではなくなった現代に活躍するジェームス・ボンドのポケットに納まるものとして真に相応しくはないだろうか。
初めて訪れたゲイドンの本社工場は明るく活気に溢れていた。周知のように、アストン・マーティン・ラゴンダ社は、親会社であるフォードの経営難を受けて、2007年の3月にプロドライブの創設者であるデイヴィド・リチャーズ率いる投資家集団に売却されたが、それによる不安の影は現場には微塵も感じられなかった。
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美しく精緻な“ECU”
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活気あるゲイドン
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新世代のフラッグシップ
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どんな手管に乗ってもいい
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