新型アルファード最大のトピックは、「ヴェルファイア」という兄弟車が誕生したことだろう。が、この2台は顔つきが違うだけで中身は一緒。ここでは同一車種として扱います。
双子の弟であるヴェルファイア、その車名の由来は、ディスコ「ヴェルファーレ」で遊んだ世代をターゲットに……というのは真っ赤なウソで、「VELVET(もの静かな)」+「FIRE(情熱)」からの造語だという。
フロントマスクは「アルファード」というより「日産エルグランド」の弟みたいだし、イメージカラーは「ホンダ・オデッセイAbsolute」の紫にそっくり。つまり、いままで取りこぼしていた“ちょい悪ミニバン”市場に食い込むためのやんちゃ系モデルだ。
そっくりと言えば、アルファード/ヴェルファイアのスピードメーターとタコメーターはブルガリの腕時計にそっくり。でも、このクルマはヨーロッパには輸出されないらしいから大丈夫だ(何が?)。
なんて、イヂワルな書き出しになってしまったのは、「こりゃ売れそうだ」とピンときたから。ねたみですね。コーナーでのイヤなロール(横傾き)や燃費の悪さといった従来型のネガが大幅に解消され、洗練された3列シートのファミリーカーに仕上がった。
ちょっと張り切って飛ばしても、身のこなしはナチュラルになったし、乗り心地もしっとり。燃費はモデルチェンジ前に比べて2.4リッター直列4気筒モデルで約20%(!)、V型6気筒モデルは3リッターから3.5リッターに排気量が増えたのに約7%も改善しているというから大したものだ。