日本の道でもギリギリ持て余さないサイズだし、市街地での乗り心地はいいし、高速ではパワフルだし……。輸入車界の新たな人気者になる可能性がある(というか、なりつつある)のが、ミディアムサイズのSUVだ。で、このセグメントがホントに盛り上がるのかどうかの鍵を握っているのが、2009年8月より日本への導入が始まる「ボルボXC60」だと思う。
「ミディアムサイズのSUVに注目!」なんていっても、このセグメントは実質的にドイツ車による“一党支配”になっているわけです。輸入車の中からミディアムサイズのSUVを選ぼうと思ったら、それはドイツ車オーナーになるということと、ほぼイコールだ。
まあ、「VWティグアン」も「アウディQ5」も「BMW X3」も「メルセデス・ベンツGLK」も、それぞれみんなよくできているから、ドイツ連立与党の一党支配でも問題ないっちゃあ問題ない。でも、「われわれはドイツ車とは違う魅力を提供します」と公約する対立候補が現れれば、注目度がグッと上がって活気を帯びるはず。
ボルボXC60は、まずデザインでドイツ勢との違いを強烈にアピールする。このクラスのドイツ勢の外観はわりとシンプルで男っぽく、その道具っぽさが魅力でもあるけれど、このクルマははっきりと違う路線を狙っている。ベタな書き方をすると、広尾や白金の奥様が乗っても似合いそうな、キラキラしたカッコなのだ。