都会的な雰囲気とラクシャリーセダン顔負けの存在感、そして、スポーティな走りが評判の「アウディQ7」がマイナーチェンジを実施した。そこかしこにLEDを散りばめ、ハイテックでシャープな印象を強めたのが新型の見どころである一方、中身はおおむねマイナーチェンジ前と同じで、パワートレインやサスペンションの熟成を進めるとともに、装備のバージョンアップを図ったというのが、新型Q7の特徴だろう。
それだけに、走りにも装備にも、取り立てて文句をいうところはないが、見過ごせないのはQ7 4.2の燃費。マイナーチェンジにより10・15モード燃費が向上したのは評価すべき点だが、それでもドライブコンピューターを見ているかぎり、都内中心の使い方だと5〜6km/リッターの数字は、財布だけでなく、心まで痛む。
4.2リッターV8のスポーティなフィーリングや余裕あるパワーは魅力的だけれど、CO2排出に気遣うという意味からも、1日も早くアウディご自慢のTDIが日本に上陸することを願う。厳しい日本の排ガス規制をクリアするクリーンディーゼルこそ、都会派のQ7にふさわしいモデルではないだろうか。