異国情緒を味わえる日本車というと妙な表現かもしれないが、ワールドワイドに展開するわが国のクルマには、そんなモデルがいくつかある。2〜2.5リッター級のセダンやワゴンなど、代表格じゃないだろうか。
「ホンダ・アコード」に「スバル・レガシィ」、そしてここで紹介する「マツダ・アテンザ」というラインナップを紹介すれば、この主張に共感してもらえると思う。
国内のセダン/ワゴン市場が衰退したために、結果として欧米主導のクルマ作りになったことは否定できない。しかし日本のユーザーより走りにうるさい現地の基準で開発されたからこそ、クルマ好きが共感できる部分を数多く備えていると評することもできる。
そのなかでも前身の「カペラ」時代から、ドイツを中心としたヨーロッパ諸国で根強い評価を得てきたアテンザが、1月にマイナーチェンジを実施した。
「セダン」、5ドアの「スポーツ」、そして「スポーツワゴン」の3ボディ構成はいままでどおりで、2リッターと2.5リッターの直列4気筒エンジンを積んだFFあるいは4WDという基本構成も同じ。ラインナップでは6段MTの用意がスポーツのみになり、そのスポーツから2リッターモデルが消えた以外、大きな動きはない。
これ見よがしのフェイスリフト中心でなく、メカニズムを含めた熟成である点がまたヨーロッパ的だが、そのなかで注目すべきは2リッターエンジンの一新だ。「アクセラ」や「プレマシー」に積まれている直噴ユニットにスイッチしたのである。