新型「ポロ」の国内発売は昨年10月のことだったが、初週でいきなり1300台を受注するなど、リーマンショック以来あまり芳しくない輸入車業界では数少ない、いいニュースを提供してくれた。
さもありなん……と思う。日本でドンピシャに使いやすい節度あるサイズを守りつつ、パッと見では「ゴルフ」となんら変わりない高級感。先代以上にドイツモノの堅牢・高精度がわかりやすい、パリッとしたスタイリング。DSGというフォルクスワーゲン自慢のハイテクをしっかり押さえつつ、価格はほぼ200万円ちょうど……。既存の輸入車ファンをつなぎとめて、かつ国産車からの流入を促すのに、少なくともハードウェアに死角なし。
実際に基本性能や品質などの進化はいちじるしい。基本パッケージは先代と変わらず、いかにも使いやすいサイズだが、走行に多大な影響を与える前後トレッドは大幅拡大、内外装のクオリティは少なくとも先代「ゴルフV」には匹敵し、それでいて車両重量は先代比で60kgの軽量化に成功。今この瞬間において、だれも異を唱えられない王道モデルチェンジといっていい。