ここ数年、フォルクスワーゲンの「TSIエンジン」には驚かされ続けている。TSIは、小排気量エンジンに直噴システムと過給器を組み合わせたエンジンで、高性能と低燃費を両立。いまや日本で販売されるフォルクスワーゲンの多くがTSIを搭載する。最初の衝撃は、2007年発売の「ゴルフGT TSI」だ。たかが1.4リッターと侮っていたら、ターボとスーパーチャージャーを組み合わせたTSI“ツインチャージャー”の力強さにノックダウン! さらに、燃費の良さにもう一度驚いた。
2008年に登場した「ゴルフTSIトレンドライン」も、良い意味で予想を裏切ってくれた。こちらに積まれるのは同じ1.4リッターエンジンながら、ターボだけのTSI“シングルチャージャー”。さすがに物足りないだろうと甘く見ていたのだが、実際は余裕すら感じるほどの実力だった。
そして今回、新型ゴルフのエントリーグレード、「ゴルフTSIトレンドライン」が登場した。2009年4月、ゴルフは6代目にフルモデルチェンジし、1.4TSIツインチャージャーを積む「ハイライン」と1.4TSIシングルチャージャーの「コンフォートライン」が用意されたものの、エントリーグレードのトレンドラインは空席となっていた。このトレンドラインに積まれる新しいTSIエンジンは、三たび私を驚かすことになるのか?