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トップインプレッション(リスト)BMW X1 xDrive25i(4WD/6AT)【短評】 (10.06.16)
インプレッション
BMW X1 xDrive25i(4WD/6AT)【短評】
【スペック】全長×全幅×全高=4470×1800×1545mm/ホイールベース=2760mm/車重=1710kg/駆動方式=4WD/3リッター直列6気筒DOHC24バルブ(218ps/6100rpm、28.6kgm/2500-3500rpm)/価格=480万円(テスト車=585万5000円)
 革命の予感
BMW X1 xDrive25i(4WD/6AT)
……585万5000円

BMWのSUVファミリーに、もっとも小さなニューモデル「X1」が登場。その走りは? 乗り心地は? 3リッター直6を積む4WDモデルで試した。
「sDrive18i」が363万円で、上級の「xDrive25i」は、480万円。絶対的には安価ではないが、ボディ形状や搭載エンジンを考えれば、従来モデルの価格との相関関係に矛盾を感じるほど「お値打ち」であることに気付く。
BMWの3リッター直6にはいくつかのチューンがあるが、「xDrive25i」が搭載するのは出力を控えめにし、燃費性能を重視したもの。10・15モード燃費は9.9km/リッター。
走行性能、とりわけコーナリング性能は、「さすがBMW!」とうならせられるほど。
 SUVでも立駐オーケー
「BMW X1」は、後輪駆動の「sDrive18i」(エンジンは2リッター)で363万円……と、けっこう衝撃的な戦略価格で話題である。「3シリーズ」より全長は短いが、ホイールベースは同じで、エクステリア/インテリアともに少なくとも「1シリーズ」よりは高級に見える。SUVとしてはボディが異例に低いが、一般のセダン/ステーションワゴンよりは背高で、着座姿勢や室内空間、視界性能は前後シートとも3シリーズより健康的である。これでコンパクトハッチの「120i」とほぼ同じ値段(正確には1万円安い!)、「320iツーリング」より100万円以上安いんだから、まあ商品力は強烈だ。

ただし、ここでの主題は同じ「X1」でも上級モデルの「xDrive25i」のほうである。BMW伝統の直列6気筒を積んで、電子制御油圧多板クラッチで随時フロントへ駆動配分制御する4WDシステムを持つ。車名は“25i”だが、こっちの排気量は正確には2996cc、つまりは3リッター。車名の数字が単純に排気量を示さない、エンジンチューンに応じて微妙に変わる命名法はBMWではけっこう昔から採られてきたが、エコ技術が進んできた昨今では車名と実排気量のズレが著しい。細かく追っかけてもその命名ロジックはすぐに変わるので、ハッキリいってよく分からない。エンジン排気量ではなく、性能に応じて“従来の○リッター相当の性能”ということなのだろうが、排気量によって規則的に自動車税額も変わる日本では、いわゆる車格をちょっとイメージしにくいのは否めない。

それはともかく、「X1」はSUV(BMW流にいえばSAV)とはいっても、全高は日本の立体駐車場対応の1545mmしかない。セダンでもハッチバックでも全高1.5m超えはめずらしくない昨今では、「X1」のディメンションはもはや明確なユーティリティモデルとはいえないものだ。また、今回の取材車が履いていた225/50R17サイズの「ピレリ・チントゥラートP7」は、サイズも銘柄も完全な高級乗用車タイヤであり、足元にもSUVっぽさが完全になくなっている。



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