「プント エヴォ」と聞いて、高出力&大トルクのエンジンを搭載したハイパフォーマンスモデルを想像したクルマ好きは、時代の流れを痛感するかもしれない。昨2009年のフランクフルトショーで発表された新しいプントは、「テクノロジー、ドライバビリティ、環境性能などに対して高まるユーザーの要求を満足させるための進化(EVOLUTION)レベル」を表すために「エヴォ」を付けたのだという。エヴォはエヴォでも、“カッ飛び”方向より燃費向上に軸足を置いたエヴォリューションである。
2010年6月1日から販売が開始された日本仕様は、8バルブの1.4リッター(77ps、11.7kgm)に、オートマチックモードをもつ2ペダル式5段MT「デュアロジック」を組み合わせたおとなしいもの。注目の新機能は、停車のたびにエンジンを切って燃費を稼ぐ「スタート&ストップ」システムで、これは欧州の新しい環境基準「ユーロ5」に適合するための工夫のひとつだ。かの地の市街地走行モードでは、最大15%の燃費向上を果たしている。わが国の10・15モードでは、旧型より10%ほどアップした15.7km/リッターがうたわれる。
カタログに「黒」「赤」「白」「青」と4色のボディカラーが載るうち、今回は「アシッド・ジャズブルー」ことブルーメタリックの試乗車が用意された。