集まった記者たちを前に、“地を這うような低いボディ”に被せられたヴェールを剥がしたのは、うら若きコンパニオン......ならぬ、ド派手な衣装を身につけた金髪ニイちゃん。「まさか……」と思っていたら、やはりその通り。彼こそが、この「大蛇」をデザインしたチーフデザイナーなのであったのだ。
スタイリッシュ、というよりは、むしろひたすらオドロオドロしく見えた「大蛇」のスタイリング。だがしかし、ちょっと時間がたてば、見方によってはなかなかカッコ良くも思えてくる。これまでのミツオカ車は、どれも量販モデルを改造した程度の“パロディカー”で、どうも好きにはなれなかったが、「大蛇」はまさに独創性のかたまり。カンファレンスへの外国人ジャーナリスの集客力がなかなか高かったことも、納得できる。
今のところデザイン・モックアップの段階で、走ることはもちろん、インテリアもできあがっていないが、「いずれは600万円台で発売したい。パワーソースには自社製のV6またはV8エンジンか、場合によってはハイブリッドシステムも考える」というこのクルマ。大手を振って日本の道を走る姿を是非とも拝んでみたいものだ。
(河村康彦)