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【東京モーターショー2003】ダイムラークライスラー「ワールドプレミアを2台発表」
(03.10.28)
ニュース
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【東京モーターショー2003】ダイムラークライスラー「ワールドプレミアを2台発表」
2003年10月22日のプレスデイで幕を開けた「第37回東京モーターショー」。海外メーカーのコンセプトカーのほとんどが9月のフランクフルトショーからの“お下がり”だったが、ダイムラークライスラーは贅沢にも“ワールドプレミア”のコンセプトカーを2台ももち込んだ。
メルセデスベンツは、“走る実験車”を標榜するコンセプトカー「F500マインド」、クライスラーは、ジープの未来形といえるコンセプトカー「トレオ」を世界初公開した。
【写真上】ダイムラークライスラー乗用車部門のトップ、プロフェッサー・ユルゲン・フベルト(中央)
【写真下】世界初公開となったメルセデスベンツ「F500マインド」
■ハイテクのテストベッド
ハイブリッド、バイワイヤーをはじめとするハイテク満載の「F500マインド」。「Sクラス」の標準ボディとロングホイールベースのほぼ中間(2965mmのホイールベースは標準Sクラスと同じ)にあたる、全長5092mmの4ドアセダンである。
パワーユニットはV8ディーゼルエンジンと電気モーターを組み合わせ、走行モードによって使い分けるハイブリッドシステムを採用。リアドアはドア下部のヒンジが移動することで、観音開きも可能とした。
メルセデスベンツ「F500マインド」
【スペック】
全長=5092mm/ホイールベース=2965mm/4リッターV8ディーゼル(250ps、184kW)+電気モーター(50kW)
装備は、どれも先行開発されている技術ばかり。赤外線ヘッドライト&ナイトビジョン、表示を好みによって変えることができるマルチビジョン、ペダル表面にセンサーを装着して踏圧を感知するアクセル/ブレーキペダルなど、将来に向けた技術開発のテストベッドとなっている。
ジープ「トレオ」
【スペック】
全長×全幅×全高=3235×1680×1585mm/ホイールベース=2450mm/トレッド=1499/1499mm/最低地上高=200mm/車重(概算)=816kg
■近未来型ジープ「トレオ」
ジープブランドのコンセプトカー「トレオ」は、近未来のジープ。その名の由来は、2+1の3人乗り(後席は取り外し可能)であること。後席が1名乗車ゆえ、リア部分が絞り込まれたボディデザインが特徴的だ。丸型ヘッドランプや7本のグリルなど、ジープの伝統を受け継ぎながら、ボディ全体を硬質なイメージに仕立てている。
パワートレインは未定ながら、前後に電気モーターを備えるフルタイム4WDを想定。将来の燃料電池などにも対応するという。ステアリングホイールやペダル、メーターなどをモジュール化することで、システム全体をダッシュボードの溝に沿って移動でき、ステアリング位置を左/右どちらにも変えられるという。
クライスラー「300Cツーリング・コンセプト」
■クライスラー「300Cツーリング・コンセプト」
クライスラーブース、もう1台のコンセプトカー「300Cツーリング・コンセプト」は、フランクフルトショーで発表されたモデル。2003年初のニューヨークショーにはセダンが登場したが、こちらはステーションワゴン版だ。300Cシリーズのグリルが目立つフロントマスクは、1998年のデトロイトショーに出品されたコンセプトカー「クロノス」から受け継いだもの。ショルダーラインの張り出したボディサイドやロングノーズのスタイリングは、マッチョでどこかクラシカルだ。
クライスラー「300Cツーリング・コンセプト」
【スペック】
全長×全幅×全高=4999×1881×1483mm/ホイールベース=3048mm/駆動方式=FR(セダン、ワゴンは4WD)/5.7リッターV8
エンジンは、セダン/ワゴンいずれも5.7リッター「ヘミ」V8を搭載。駆動方式が異なり、セダンがFR、ワゴンはフルタイム4WDを採用する。日本市場には、セダンが2004年冬頃に導入されるとのこと(ワゴンは未定)だ。ちなみに、「PTクルーザー」のオープンモデル「カブリオ」も、2004年春に発売されることが決定している。
メルセデスベンツ「ビアノ 3.2トレンド」(手前)
【スペック】
全長×全幅×全高=4755×1910×1900mm/ホイールベース=3200mm/車重=2090kg/駆動方式=FR/3.2リッターV6SOHC(218ps/5600rpm、31.1kgm/2800〜4750rpm)/車両本体価格=470.0万円
メルセデスベンツ「バネオ 1.9アンビエンテ」(奥)
【スペック】
全長×全幅×全高=4205×1740×1845mm/ホイールベース=2900mm/車重=1430kg/駆動方式=FF/1.9リッター直4SOHC(125ps/5500rpm、18.4kgm/4000rpm)/車両本体価格=320.0万円
■ベンツのミニバン2車種を発売
現実的な市販車から、いくつかピックアップしよう。メルセデスベンツは、モーターショーのプレスデイ初日に、ミニバン「バネオ」と「ビアノ」を発表、販売を開始した。
バネオは「Aクラス」ベースのMPV。ボディサイズは全長×全幅×全高=4205×1740×1845mmと、Aクラスに較べて600×20×270mm大きい。ホイールベースは2900mmと475mm延ばされ、“大人になったAクラス”といったルックスだ。エンジンは、Aクラスで採用済みの1.9リッター直4 SOHC(125ps/5500rpm、18.4mkg/4000rpm)を搭載する。「1.9アンビエンテ」のモノグレードで、価格は320.0万円と発表された。
一方のビアノは、「Vクラス」の後継車。商用車「VITO」のプラットフォームを採用したことで、前輪駆動から後輪駆動となった。標準車のスリーサイズは、全長×全幅×全高=4755×1910×1900mm(Vクラスは4670×1890×1890mm)、ホイールベース3200mm(同:3000mm)。荷室が245mm長いロングバージョンは、全長が5000mmとなる。
エンジンは、3.2リッターV6(218ps/5600rpm、31.1mkg/2800〜4750rpm)を搭載。5段ATと組み合わされる。脱着可能な2列/3列シートを装備する7人乗りとされ、ボディ両側にスライドドアを採用した。
価格は、「3.2トレンド」が470.0万円、セルフレベリングサスペンションなどを備える上級グレード「3.2アンビエンテ」は540.0万円。ロングバージョンの「3.2アンビエンテ・ロング」は560.0万円となる。
(CG 岩尾)
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