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【WRC 2005】第11戦ドイツ、ロウブの勢い止まらず今季8勝目を獲得!
(05.08.29)
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【WRC 2005】第11戦ドイツ、ロウブの勢い止まらず今季8勝目を獲得!
世界ラリー選手権(WRC)第11戦「ラリー・ドイツ」が8月26〜28日、フランクフルトから約250km西に位置するトリアーを舞台に開催された。同ラウンドは開幕戦・モンテカルロ以来となるターマック戦で、各レグに応じて特性の異なるステージを設定。ドライバー、マシンともに迅速な対応が要求されるのだが昨年のチャンピオン、セバスチャン・ロウブ(シトロエン)がここでも安定した走りを披露。今季8勝目を獲得し、自身の持つ年間最多勝記録をまたひとつ更新した。
得意のターマックステージで勝利を収めたセバスチャン・ロウブ。10戦中8勝という圧倒的な強さを見せつける。
■注目のソルベルグはミッショントラブルで後退……
ヨーロッパ大陸の中央部で唯一開催されているWRCラウンド、ラリー・ドイツが25日の夕方、トリアーの史跡・ポルタニグラで行われたセレモニアルスタートで幕を開けた。翌26日にはモーゼル地方に設定されたぶどう畑の農道で本格的な競技がスタート。快晴の空の下、ストレートと直角コーナーを主体とした同ステージでタイムアタックが展開された。
この日、幸先の良いスタートを切ったのは“ターマック・マイスター”のロウブで、6本中5本のステージを制してレグ1をトップでフィニッシュする。これに続いたのがチームメイトのフランソワ・デュバルで、SS3ではベストタイムをマークし総合トップに浮上。午後のループでポジションを明け渡すものの、トップのロウブからわずか11秒差で2番手につけた。
3番手は前戦・フィンランドを制したプジョーのマーカス・グロンホルムで、「今日は大きなトラブルがなかったので、スムーズに走ることができたよ」と語るスバルのペター・ソルベルグが4番手で続く。その背後にはフォードのトニ・ガルデマイスターが5.9秒差で5番手に付けており、以下、6番手にフォードのロマン・クレスタ、7番手にプジョーのマルコ・マルティン、8番手に三菱のジジ・ガリらが続いた。
今回のレースで、ソルベルグはポイントランキングが3位に後退。トップと38ポイント差となってしまった。
翌27日はバウムホルダーの軍事施設に設定されたバンピーでラフなコンクリートロード、さらにセントウェンデルの市街地コースなど前日とは特性の異なるステージでラリーが行われたものの、この日もロウブ、デュバルがSSベストをわけあい、シトロエン勢が1-2体制を形成する。グロンホルムは前日と同様に3番手で続くものの、4番手のソルベルグはSS8でミッショントラブルに見舞われ、2番手に後退。さらに、ソルベルグと4番手争いを展開していたガルデマイスターも電気系のトラブルで大きく後退した。
その結果、マルティンがグロンホルムに続いて4番手でフィニッシュし、クレスタが5番手、ガリが6番手に浮上。以下、スバルのセカンドドライバーとしてノミネートされているステファン・サラザンとフォーカスを駆るダニエル・ソラが7番手、8番手で入賞圏内に食い込み、必死の追走を見せるソルベルグ、三菱のハリ・ロバンペッラが9位、10位でレグ2をフィニッシュした。
我慢のドライブで3位をキープしたプジョーのグロンホルム。結果、ソルベルグに代わって、総合ランキング2位に躍り出た。
■デュバルが2位に入賞! シトロエンが1-2フィニッシュを達成
そして迎えた28日の最終レグでは、サーランドの牧草地でタイムアタックが展開されるものの、ロウブ、デュバルがここでも安定した走りを披露。結局、「ドイツは僕にとってホームイベントのような存在だから、本当に勝ちたかったよ」と語るロウブが前人未到の今季8勝目を獲得するほか、デュバルも2位入賞を果たし、シトロエンが1-2フィニッシュを達成した。
一方、「今回はシトロエンの2台が完璧だったからね。ポジションキープが精一杯だった」と語るグロンホルムが3位で表彰台を獲得し、チームメイトのマルティンが4位に入賞。SS17でトップタイムをマークしたガリが5位、クレスタが6位でフィニッシュし、必死の追走を披露したソルベルグが7位、ドライブシャフトのトラブルに見舞われたサラザンが8位に入賞している。
JWRCではシトロエンのダニエル・ソルドがドイツを制した。2位にはクリス・ミークが続き、WRCとともにシトロエンの1-2フィニッシュを達成。
■JWRCはシトロエンのソルドが今季3勝目を獲得!
同時開催のジュニア世界ラリー選手権(JWRC)第6戦では第3戦・サルディニア、第5戦・フィンランドを制したダニエル・ソルドがレグ1をトップで通過。2番手は開幕戦・モナコのウィナー、クリス・ミークで、シトロエン勢が得意のターマック・ラウンドで1-2体制を形成する。
これに対し、パー-ガンナー・アンダーソン、ガイ・ウィルクスらスズキの上位ランカーたちは、スイフト初のターマック戦に苦戦の展開。タイヤチョイスに失敗したウィルクスが3番手、SS3でオーバーシュートしたアンダーソンは、午後のループで排気系のトラブルに見舞われ、4番手に出遅れることとなった。
翌日のレグ2でも安定した走りを披露するソルド、ミークに対し、3番手のウィルクスはSS8でパンクが発生……。4番手のアンダーソンもオーバーシュートを喫し、トップ2台との差は大きく開いていった。
結局、レグ3でも上位4台のポジションは代わらず、終始ラリーを支配したソルドが今季3勝目を獲得。ミークが2位入賞を果たし、シトロエンがWRCとともにJWRCでも1-2フィニッシュを達成した。
前戦に続いてウィルクスが3位で表彰台を獲得し、アンダーソンが4位に入賞。その結果、気になるポイント争いはウィルクス、ソルドが35点で首位に並び、アンダーソンが30点で3位、ミークが29点で4位……と混戦の展開となっている。
(文/写真=廣本泉)
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