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【東京モーターショー2005プレビュー】生誕の地で前日祭、「東京モーターショー50周年記念特別展示プレスレビューin日比谷公園」
(05.10.18)
ニュース
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【東京モーターショー2005プレビュー】生誕の地で前日祭、「東京モーターショー50周年記念特別展示プレスレビューin日比谷公園」
「第39回東京モーターショー2005」の開幕を翌日に控えた10月18日(火)、東京・日比谷公園にて「東京モーターショー50周年記念特別展示プレスレビューin日比谷公園」が開かれた。
噴水広場に並べられた車両を、小音楽堂のステージから望む。
■メーカー間の垣根を超えて
東京モーターショーのプレイベントとなるこの催しが、なぜ日比谷公園で開かれたのか。それはとりもなおさず、ここ日比谷公園こそが東京モーターショー生誕の地だからである。
今を遡ること半世紀、1954年4月20日に「第1回全日本自動車ショウ」(欧文表記は当初からTOKYO MOTOR SHOW)としてこの地で幕を開けたのだった。
噴水側から眺めた図。手前の赤いクルマは79年に「全国統一価格47万円」で発売され、軽ボンバンブームを巻き起こしたスズキ・アルト。
東京モーターショー誕生の原動力となったのは、フェアレディZの生みの親として知られる「ミスターK」こと元米国日産社長の片山豊氏をはじめとする、当時の自動車メーカーの宣伝担当者たちで構成された親睦会。
戦後の復興が進みつつあった当時、日本の自動車産業発展のためには国際的に通用するモーターショーがぜひとも必要ということで一致団結した彼らが、それぞれ勤務する会社のお偉方を説得したことによって、メーカー間の垣根を超えたショーが実現したのだった。
おなじみのギリシア彫刻風のシンボルマークをフィーチャーした、第1回ショーに際してつくられたシンボルタワーを模したモニュメント。ちなみに東京モーターショーのオフィシャルサイトにある「東京モーターショーの歴史」コーナー(
http://www.tokyo-motorshow.com/show/history/
)に、第1回の様子も紹介されている。
その後1957年の第4回ショーまでは同じく日比谷、翌58年の第5回は後楽園競輪場、59年の第6回から87年の第27回までは晴海の東京国際貿易センター、そして89年の第28回から現在に至るまで、千葉・幕張メッセで開催されてきた東京モーターショー。
開催規模、内容ともに世界有数のモーターショーに成長して久しいが、今回は新たな半世紀に向けて第一歩を踏み出すことを記念して、1950年代から90年代までの各年代を代表する名車展示とショーの歴史を振り返る特別展示「東京モーターショーの50年」を開催するという。
大型ビジョンに映された初期のモーターショーの光景に、テーマソングとしてつくられた「自動車行進曲」の歌詞がテロップで載る。ところで「自動車行進曲」は、小林旭の「自動車ショー歌」とは違いますよ。
■貴重な保存車両がズラリ
それに先立ち、幕張メッセに展示される27台のうち、50年代から70年代の12台(乗用車8台、二輪車4台)が、日比谷公園の噴水広場に展示された。
展示車両のリストは「ヤマハYA-1(55年)」「コレダST-6A(59年)」「ホンダ・ドリームCB750Four(69年)」「カワサキZ1(72年)」「トヨペット・クラウン・デラックス(56年)」「三菱ジープ(61年)」「ホンダS600(64年)」「スバル1000(66年)」「マツダ・コスモスポーツ(68年)」「日産スカイライン2000GT-R(73年)」「ダイハツ・シャレード(79年)」「スズキ・アルト(79年)」。
出展車両のうち、四輪ではいちばん古いのがこの「1956年式トヨペット・クラウン・デラックス(RSD型)」。1.5リッターエンジンを搭載した、当時の国産最高級車だが、全高を除くサイズは現行カローラよりコンパクト。
このうちコスモスポーツは個人オーナーの所有車だそうだが、ほかは各メーカーの貴重な保存車両。いずれもミュージアムコンディションの、おそらくレストア作業後は一度も水に濡らしたことがないだろう車両だが、この日の東京地方は朝からあいにくの雨降り。期せずして水漏れテストを実施するハメとなってしまった。
午前11時、会場に設置された大型ディスプレイに初期の東京モーターショーの光景を収めた映像が映り、同時に第1回ショーに合わせてつくられたというテーマソング「自動車行進曲」が流れる。
2ストローク単気筒エンジンを積んだスズキの「1959年式コレダST-6A」に跨がっているのは、日本人として初めてマン島TTレースに優勝(63年・50ccクラス)した往年の名ライダー、伊藤光夫氏。
続いてショーの主催者である日本自動車工業界副会長・専務理事の名尾良泰氏の挨拶の後、各メーカーの担当者により車両が紹介された。その後、展示車両は会場内を2周して退場、幕張に向かった(もちろん自走ではないが)。そして再びキレイに磨き上げられ、明日からの特別展示に供されるというわけである。
(文=田沼 哲)
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