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【WRC 2006】第7戦サルディニア、ロウブが破竹の5連勝
(06.05.22)
ニュース
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【WRC 2006】第7戦サルディニア、ロウブが破竹の5連勝
世界ラリー選手権(WRC)第7戦「ラリー・イタリア・サルディニア」が、2006年5月19〜21日、地中海に浮かぶリゾートアイランド、サルディニアを舞台に開催された。
ホストタウンは島北東部に位置するオルビアで、その周辺の山脈にステージを設定。いずれも固い岩盤に覆われたラフグラベルで、序盤から多くのドライバーが脱落するサバイバルラリーが展開された。
2005年シーズンを席巻したディフェンディングチャンピオン、セバスチャン・ロウブがここでも勝利し5連勝。チャンピオンシップではポイントを66点とし、2位マーカス・グロンホルムに31点もの差をつけた。
そのなかで安定した走りを披露したのが、「シトロエン・クサラWRC」を駆るセバスチャン・ロウブ。レグ2でトップに浮上するとレグ3でもポジションをキープし、2005年チャンピオンがシーズン5連勝を達成した。
ミッコ・ヒルボネンは自己最高の2位でフィニッシュ。
■スバル勢がトップ争いから脱落
南米大陸のアルゼンチンから2週間後、再びWRCはヨーロッパへ上陸。真夏のような空の下、次戦アクロポリスへと続く地中海ラフグラベル2連戦の緒戦としてサルディニア戦が幕を開けた。
幸先の良いスタートを切ったのはフォードのエース、マーカス・グロンホルム。6本中4本のステージを制して、レグ1をトップでフィニッシュした。
2番手に2本のSSを制したロウブ、3番手にグロンホルムのチームメイト、ミッコ・ヒルボネンが続く。
4番手はOMVプジョーのヘニング・ソルベルグで、以下、クサラWRCを駆るダニエル・ソルド、「プジョー307」でエントリーする地元ドライバーのジジ・ガリらプライベーター勢が5番手、6番手でフィニッシュした。
一方、これに対して苦戦を強いられたのが、スバルのエース、ペター・ソルベルグで、SS1のスピンで4番手に出遅れたのに加え、SS4で2本、SS5で1本のタイヤがパンク。うち1本はスペアタイヤに交換したものの、2本での走行を強いられたペターはSS6の中盤で走行を断念した。
また、SS2でセカンドベストをマークしていたチームメイトのクリス・アトキンソンもタイヤの消耗とボンネット・ダクトから舞い上がるダストに視界を塞がれペースダウン。結局、「ベストを尽くしたけど本当にタフな1日だったよ」と語るアトキンソンは7番手でフィニッシュすることとなった。
スバルの不調は続く。ペター・ソルベルグは初日から躓き、結果9位と振るわず。
■グロンホルム、ガリがリタイア
翌20日のレグ2も厳しいコンディションのなか、この日のファーストステージ、SS7からグロンホルムvsロウブの激しい一騎打ちが展開。しかしグロンホルムがベストタイムをマークしたものの、続くSS8で予想外のハプニングが発生する。
「ここまではすべてうまく行ってたんだけどね。大きな石にヒットしてオイルプレッシャーにトラブルが発生してしまった」と語るように、トップのグロンホルムがリタイアに。さらに、3番手に浮上したヘニングもSS9でコースアウトをきっし、マシンを止めることとなった。
その結果、激しい追い上げを披露したガリが3番手に浮上。このまま行けば、前戦のアルゼンチンに続く3位入賞が期待されていたのだが、冷却ファンにトラブル。最終サービスへ向かうロードセクションでマシンを停車し、地元ファンが見守るなかでリタイアすることとなった。
数多くのドライバーが脱落するなか、終始コンスタントな走りを披露したロウブがレグ2をトップでフィニッシュ。2番手にヒルボネン、3番手にソルドが浮上した。
4番手はロウブのチームメイト、チェビー・ポンスで我慢の走りを続けたアトキンソンが5番手までポジションを回復。プライベーターとして「三菱ランサーWRC」を駆るユッシ・バリマキが6番手につけた。
■ヒルボネンが2位、ソルドが3位に入賞
最終日21日のレグ3でもトップのロウブは冷静な走りを披露し、第3戦のメキシコから負け知らずの5連勝を達成した。
これに続いたのは「ファクトリーチームで初めて表彰台を取ることができた。本当にファンタスティックだよ」と語るヒルボネンで2位入賞を果たし、昨年のカタルーニャ以来となる自身2度目の表彰台を獲得。さらに、「このリザルトは僕にとってもチームにとっても重要なものだね」と語るソルドが3位で、次世代を担う若手ドライバーたちが表彰台を分け合った。
なお、ソルドと同郷であるスペイン人ドライバーのポンスが4位に入賞。5番手につけていたアトキンソンは最終SSでコースアウトし、かわってバリマキが5位でフィニッシュした。
JWRCでは「ルノー・クリオ・スーパー1600」のパトリック・サンデルがシリーズ初優勝を飾った。
■JWRC、ルノーのサンデルが初優勝!
同時開催のJWRC(ジュニア世界ラリー選手権)第5戦でも数多くのドライバーが脱落、サバイバルラリーが展開された。
まず、「スズキ・スイフト」を駆るパー-ガンナー・アンダーソンがSS1でパンクに見舞われたほか、SS5でも2本のタイヤをパンクさせ、そのままコースアウト。レグ1を離脱した。
同じくトップを快走していたスズキ・ユーザーのウルモ・アーバも同ステージでパンクに見舞われ5番手に後退。そのほか、コルシカのウィナー、ブリス・ティラバッシ、カタルーニャを制したマーティン・プロコップらシトロエン勢も苦戦を強いられることとなった。
そんななか、オフィシャルチームでスズキ・スイフトを駆るガイ・ウィルクスがクレバーな走りで、レグ1をトップでフィニッシュ。スウェディッシュ、アルゼンチンで2位につけたパトリック・サンデルとコルシカで3位入賞を果たしたコーナード・ローテンバッハらルノー・クリオのユーザーが2番手、3番手で続いた。
前戦のウィナー、ウィルクスは翌日のレグ2でも安定した走りを披露し、2番手のサンデルに2分以上の差をつけトップでフィニッシュ。が、レグ3のSS15で油圧系トラブルが発生し、そのままリタイアすることとなった。
その結果、「こんなタフなラリーは初めてだけど、パンクが1回しかなかった。本当に完璧だよ」と語るサンデルがJWRCで初優勝。レグ3でラジエーターのトラブルに見舞われたローテンバッハも2位入賞を果たし、ルノー勢が1-2フィニッシュを達成した。
3位は「7回パンクしてこの順位ならそんなに悪くないよ」と語るアーバで、アンダーソンが必死の追走で4位入賞を果たした。
(文と写真=廣本泉)
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