■欧州で人気商品に
2年ほど前にPNDが話題になり始めた当初、ボクは日本のようなAV志向ハイグレード・ナビやメーカー純正ナビに発展する前夜の商品という認識でいた。数年後には、イタリアの山田優(?)が、日本のようなゴージャスなカーナビを宣伝しているに違いないと、思ったのだ。
DVDができる前のレーザーディスクや、はたまた70〜80年代に一瞬存在した幻の巨大カセットテープ「Lカセット」同様、企業展示館モノのカルトな語り草となるのでは、と踏んでいたのである。
ところがどうだ。欧州におけるポータブル・ナビ(PDA型を含む)の出荷台数は、昨2005年の380万台に対し、今年は700万台に達するといわれている。簡単な操作が話題を呼び、電気店では、日頃カーナビにあまり関心なさそうな女性やお年寄りまで、トムトムの箱を持ってレジに並んでいる。
現在発売中の
『カーナビ&オーディオの達人 2006 夏号』では、このPNDという新しいスタイルのカーナビを考察するため、果敢にも欧州市場に切り込んで行ったソニー製「nav-u」とともに1800kmの旅をした。
PNDがヨーロッパでウケる理由は? 実際の使い勝手は? ぜひ本誌をお読みいただきたい。
(文と写真=大矢アキオ-Akio Lorenzo OYA)