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ついに日本にもディーゼル導入、「メルセデスEクラス」ラインナップを大幅変更
(06.08.28)
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ついに日本にもディーゼル導入、「メルセデスEクラス」ラインナップを大幅変更
ダイムラー・クライスラー日本は、2006年8月28日、アッパーミドルクラス「メルセデス・ベンツEクラス」の改良とラインナップ変更を発表。フェイスリフトやエンジンチェンジなどを実施したが、やはり一番の注目は、最新鋭ディーゼルエンジン搭載モデルの導入だろう。
「最新鋭ディーゼルエンジンの投入で、日本の新しいスタンダードを創り出していきたい」と語る、ダイムラー・クライスラー日本のハンス・テンペル社長。
■新エンジンと7G-TRONICを搭載
日本では2002年6月から販売されている「メルセデス・ベンツEクラス」(W211)。幾度かエンジン変更などが行われているが、今回はいわばシリーズ全体のマイナーチェンジである。
シャシーなどの骨格部分は従来どおり、内外装デザインとエンジンおよびトランスミッションの変更、安全装備の追加などが眼目となる。
外観では、フロントグリルやヘッドランプ、リアコンビネーションランプの意匠をリフレッシュ。形状が変更されたドアミラーは、風切り音低減にも役立っているという。
内装では、ステアリングホイールやシフトノブの形状が変わるなどした。
日本専用モデルとして用意された「アバンギャルドS」(E350、E550)には、AMGデザインのボディパーツやアルミホイールが奢られ、内装にもホワイトステッチの本革スポーツシートや、ステンレスペダルなど、スポーティな演出が施される。
最上級「E63AMG」(セダン1400.7万円/ワゴン1442.7万円)のインパネ。7段ATはステアリング裏のパドルシフトでも操作できる。なお、セダンは右ハンドルも選択可能。
■エンジンは5種類
エンジンは従来の3、3.5リッターV6の両エンジンをキャリーオーバー。5リッターV8 SOHCにかわり、5.5リッターV8 DOHC(387ps/54.0kgm)が採用され、AMG製も5.5リッターV8スーパーチャージャーから、6.3リッターV8(514ps/64.2kgm)に変更された。
そして3リッターコモンレール式直噴ディーゼルユニット(211ps/55.1kgm)も追加された。なお3リッターモデル「E280」はエンジンを同じとしながらも「E300」と名称が変更された。
トランスミッションは、4WDモデル「3.5リッター+4-MATIC」(5段AT)を除き、すべてのグレードが7段AT「7G-TRONIC」化。さらに「アバンギャルドS」とAMGには、ステアリング裏にパドルシフトも備わり、スポーティなシフトが楽しめるという。
安全面では、メルセデスの新しい安全コンセプトである「PRO-SAFE」に基づき、装備が見直された。事故を予測し準備する「PRE-SAFE」として、衝突に備えての電動シートベルトテンショナーの作動、着座ポジションの自動調整機能などを追加。「PERFORM-SAFE」として、危険回避性能を高めるために、アクセルペダルから急に足を離した際に、素早く制動力を得られるようにする「アダプティブブレーキ」などが採用された。
価格は、セダンが672.0万円から1400.7万円まで、ワゴンは722.4万円から1442.7万円までとなる。
■ディーゼルは「高性能」「高効率」「クリーン」
欧州での試乗会などでは何かと話題になり、モーターショーでも注目される最新鋭ディーゼルエンジンが、ついに日本にも正式導入された。
新車登録の約半分を占めるほどとなっている欧州でのディーゼル人気、Eクラスもおよそ7割がディーゼルモデルのオーダーという。
すでに彼の地では、ディーゼルエンジン=「高性能」「高効率・低燃費」「クリーン」というイメージが定着しているというが、「ディーゼル=悪」と思われがちな日本で受け入れられるか、市場の動向に注目したい。
この人気ユニットを満を持して日本に導入するダイムラー・クライスラー日本のハンス・テンペル社長は、「日本の自動車市場にとっては画期的なこと。お客様は歓迎してくれるものと確信している」とコメントした。
メルセデス・ベンツの動きを皮切りに、今後は各インポーターのディーゼル日本導入も予想される。
部品や補機類を含めて、エンジン全体をひとつのユニットとした「ワンボックスコンセプト」によるディーゼル、3リッターV6 CDIエンジン。
■55.1kgmの大トルクを低回転域から
「E320 CDIアバンギャルド」に搭載されるコモンレール式直噴ディーゼルユニットは、ピエゾインジェクターの採用により、精密かつ効率のいい燃料噴射を可能としたもの。
排出ガスは2個の触媒コンバータとDPF(粒子状物質除去フィルター)によりクリーンに保たれるという。
なお、ピエゾインジェクターは燃焼音の低減にも効果的で、高い静粛性を実現したという。加えて日本仕様には車内への音の進入を抑えるため、多くの遮音材が追加された。
ディーゼルエンジンの特徴である大トルクはこのユニットでも実現され、55.1kgmの最大トルクを1600回転という低回転から発生させるパフォーマンスを見せる。
これに大きく貢献しているのが「VNT(バリアブル・ノズル・タービン)ターボチャージャー」。タービンの羽根の角度をエンジン回転に応じて変化させることで、回転域を問わずに効率的でスムーズな過給が行われると謳われる。
すべてのエンジンでワゴンモデルを選ぶことができる。
気になる燃費だが、エンジン諸元は現在申請中とのことで数字は公表されていない。しかし、先日日本で開催された各メディアによるエコランコンテストでは、多くのクルマが15km/リッター台に乗せるなど、省燃費であることは想像に難くない。
「E320 CDIアバンギャルド」の価格は、セダン840.0万円、ワゴン877.8万円となる。
(webCG 本諏訪)
メルセデス・ベンツ:
http://www.mercedes-benz.co.jp/
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