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iPodをワイヤレスで飛ばす!(07 CESリポート第2回)
(07.02.06)
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これがアルパインiDA-X001。iPodの快適操作を第一に考えた設計だ。CDプレーヤーなどのドライブメカは持たない。
■
【カーナビ/オーディオ】iPodをワイヤレスで飛ばす!(07 CESリポート第2回)
世界一の家電ショー「CES」の07リポート第2弾は、ここ数年カーオーディオの世界でも中心となっているiPodについて。これからは、もうケーブルでつなぐのは古い、ということになりそう!?
クラリオンFB275BTはBluetooth内蔵。ワイヤレスでBluetooth対応機器の音楽を再生。
携帯電話/オーディオ対応のBluetoothトランシーバー。AUX入力を持つカーオーディオに接続できる。
右がパイオニアのBluetooth対応デッキ。ハンズフリー通話のほかオーディオの再生&コントロールにも対応。
■iPodに続きUSBデバイスの再生も可能に
──デッキ関係に、目新しいものはありました?
1〜2年前から各社のデッキがiPodに対応し、昨2006年はUSBを装備したモデルもいくつかのメーカーから発売されました。今年は、さらにUSB装備のデッキが増えて、iPod以外のデジタルオーディオプレーヤーなど、USBデバイスの接続が容易になりました。
ますますCDなどのパッケージメディアをクルマに持ち込まなくても音楽が楽しめるようになるという点で、クルマでの音楽の楽しみ方が変わりますよね。
──歩きながらMP3プレーヤーをヘッドホンで聴き、クルマに乗り込んでもその続きを楽しめるし、パソコンに貯まった圧縮音源もわざわざCD-Rに焼かなくてもいい。「音楽ライブラリの中心がパソコン」というユーザーは急増しているわけですが、彼らへの対応が厚くなった、というわけですね。
そう。アルパインのiDA-X001なんか、1DINヘッドユニットなのにCDやMD、DVDプレーヤーなどのドライブメカは何とナシ。そのかわり、USBポートがあって2.2インチ液晶を搭載していて、第5世代のiPodも接続できる。大型のジョグダイヤルの操作もiPod風。完全に車内でiPodを快適に楽しむことを第一に考えた設計です。
■Bluetooth対応デッキが充実
あとBluetooth対応デッキですね。Bluetoothというと、携帯電話のハンズフリー通話がワイヤレスでできるというイメージですが、A2DPとAVRCPというプロファイルに対応していれば、音楽のワイヤレス伝送と曲送りなどのコントロールができるんです。
つまり、極端な話、このプロファイルに対応したBluetooth携帯電話があれば、携帯電話に貯めた音楽を、配線いらずでカーオーディオで楽しめるわけです。日本じゃBluetooth対応携帯自体、まだ少ないですが。
デュアルのBluetooth iPodドッキングステーション。ここにiPodをセットすれば音楽をワイヤレスでBluetooth対応デッキに飛ばせる。
JBLの高級セパレート2ウェイシステム、660GTi。トゥイーターまわりのプレートが特徴。
モレルのスプリーモ6はヨーロッパで高評価を獲得。
──そうなりゃ革命ですね。
Bluetoothに関しては、クラリオンが充実していた感じです。FB275BTというデッキは、Bluetoothを搭載しSDカードスロットを内蔵した50W×4アンプ内蔵レシーバー。ほかにiPod用のクレイドルとBluetoothトランスミッターを用意していて、iPodの音楽をワイヤレスで飛ばして、カーオーディオで楽しめます。
またAUX接続のBluetoothトランシーバーもあって、AUX入力を装備したデッキにこれをつなげば、携帯電話のハンズフリー通話にも対応できるし、Bluetoothで飛ばした音楽を聴くこともできる。音質はともあれ、手間いらずという点で便利です。
──クラリオンのBluetooth、期待できますね。ほかのメーカーはどうでしたか?
Bluetooth対応デッキやUSB接続のトランシーバーはパイオニアにもあったし、アルパインにもありました。またBluetoothのトランスミッターやトランスミッター内蔵のiPod用クレイドルも、ちらほらとみられましたね。
近いうちに、クルマに乗り込んでiPodをクレイドルにガチャッとセットすれば、いちいち配線しなくても簡単にカーオーディオから音楽が流れてくるということになるんでしょうね。
■今年は高級スピーカーの当たり年!?
──そうなると、音質にこだわる人はどんどん少なくなる、と。
そうでもないですよ。パイオニアが今年初めて、ホテルの一室でカロッツェリアxのデモを行ったんですが、1日で予定の3倍以上の人数が集まったとか。高額なシステムは売れないといわれるアメリカでは異例ですよね。ハイエンド・カーオーディオに対するニーズも、しっかりとあるようです。
その証拠に、スピーカーは高級機が続々と登場していましたから。格差社会と同様、カーオーディオでも手軽に圧縮音楽を楽しむ層と音にこだわる層の二極分化が進んでいますが、それがさらに顕著になっていくんでしょうね。
──僕はそろそろスピーカーをグレードアップしたいと思っていたので、高級スピーカーが気になりますねぇ。
個人的に気になったのは、JBLの560GTi&660GTiというモデルです。トゥイーターの周囲に付けるEOSというプレートやネットワークを見ても本気が感じられます。ウーファーの振動板はケブラーで、低歪みと正確な音を極めたスピーカーだそうです。
また、モレルのスプリーモ6。ヨーロッパの雑誌が決めるEISAアワードのカースピーカー部門で06〜07シーズンのベストプロダクトに選出されていますから期待が持てます。
リボンミッド/トゥイーター採用のハーツのセパレート3ウェイシステム、MLK3。
MBクォートのQSF Nanoはナノセラミックをコーティングした振動板を採用。
スペインのスピーカーメーカー、ベイマのエクスペリエンス・シリーズ。
──その他に注目されたものは?
そうですね、ボストンアコースティックスの最上級スピーカー、Zシリーズの後継モデル、SPZシリーズとか、オーディソン・アンプを製造しているイタリア・エレットロメディア社のスピーカー・ブランド、ハーツのリボン・ミッドトゥイーター搭載3ウェイシステム、MLK3とか、振動板にナノセラミックをコーティングしたMBクォートのQSF Nanoシリーズ、スペインのスピーカーメーカー、ベイマのエクスペリエンスあたりが注目でしょうか。
日本でもダイヤトーンが復活するなど、高級スピーカーが充実してきましたから、もしかしたら、今年はハイエンド・スピーカーの当たり年になるかもしれません。
(文と写真=石田 功)
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