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第7戦サルディニア、フォードが1-2フィニッシュを達成! ローブは無念のリタイア【WRC 07】
(07.05.21)
ニュース
フォードのグロンホルムとヒルボネンが、1-2フィニッシュをはたした。
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【WRC 07】第7戦サルディニア、フォードが1-2フィニッシュを達成! ローブは無念のリタイア
世界ラリー選手権(WRC)第7戦「ラリー・イタリア サルディニア」が、2007年5月18日〜5月20日、地中海に浮かぶリゾートアイランド、サルディニア島(イタリア領)を舞台に開催された。
ホストタウンは同島北部の港町オルビアで、その周辺の山脈にステージを設定。いずれも低中速コーナーを主体としたレイアウトで、激しいアップダウンを持つラフグラベルだ。幸先のよいスタートを切ったのは、「シトロエン」のエース、セバスチャン・ローブ。レグ1でトップに浮上すると、レグ2までラリーを支配した。が、このままフィニッシュするかのように思われたレグ3で、まさかのコースアウト。かわってトップに浮上したフォードのエース、マーカス・グロンホルムが今季2勝目を獲得した。
リタイアに終わったローブ。ドライバーズランキング首位の座もグロンホルムに譲ることとなった。
■トップのローブ、最終日に悲劇
最終日のレグ3は、予想外のハプニングで幕を開けた。
ラリー・リーダーのローブが、この日のファーストステージとなるSS13でコースアウト。そのままマシンを止めることになったのである。
第4戦のメキシコ、第5戦のポルトガル、そして第6戦のアルゼンチンと、ここまでグラベル戦を舞台に3連勝を果たしているローブは、第7戦のサルディニアでも初日のレグ1から素晴らしい走りを披露していた。先頭スタートの“掃除役”を強いられながらも、レグ1をトップでフィニッシュ。翌日のレグ2でもコンスタントな走りで好タイムをマークし、2番手のグロンホルムに36.5秒のリードを築いていた。
最終日のレグ3はSS走行距離が50kmと短いため、ローブにとっては充分なマージンといえた。いつものようにペースをコントロールしながら、トップでフィニッシュするかのように思われていたのだが、前述のとおり突然のクラッシュを喫したのである。
「最初は良かったけど、ステージ中盤でクレストに乗り上げてそのままコースアウト。右フロントホイールを破損して、走行を続けることができなかった」「まぁ、これも限界まで攻めた結果だからね。選手権を考えると、まだまだチャンスはあるから次のラリーでベストを尽くすよ」と、ローブ。
この結果、グロンホルムがトップに浮上し、今季2勝目を獲得した。ポイント争いでも2番手のローブに7ポイントの差を付けてトップに浮上する。
さらに、3番手に付けていたフォードのセカンドドライバー、ミッコ・ヒルボネンも2位で表彰台を獲得し、フォード勢が1-2フィニッシュを達成した。
なお、注目を集めたダニエル・ソルドとヘニング・ソルベルグのポジション争いは、シトロエンのセカンドドライバー、ソルドがレグ2で逆転に成功し、3位で表彰台を獲得。フォードの2軍たるストバート・フォードの10号車を駆るヘニングは、レグ3で猛追を披露するものの、わずかに届かず4位入賞でラリーを終えた。
スバルは、サービスワークが仇となり、苦い結果に。ソルベルグが5位、アトキンソンは10位と、それぞれポイントは獲得した。
■スバル勢は、またも失速
スバル勢は、エースのペター・ソルベルグが5位、セカンドドライバーのクリス・アトキンソンが10位に留まるなど、またしてもライバル勢の後塵を浴びることとなった。
不振は、レグ1のサービスで始まった。
SS1で4番手タイム、SS2で2番手タイム、SS3で3番手タイムをマークするなど、午前中のループで好走を見せていたペターだったが、午後のサービスで作業が間に合わず、タイムコントロールの遅着で10秒のペナルティ。原因は、ブレーキ交換の作業の遅れによるものだ。さらに午後のループではブレーキトラブルが発生し、SS4で7番手、SS5で6番手、SS6で7番手と低迷。レグ1を総合6番手でフィニッシュした。
これで完全に勢いを失ったソルベルグは、レグ2、レグ3でもソルド、ヘニングのポジション争いについて行くことができずに、5位入賞でラリーを終えることに。
まさにサービスワークのミスに端を発するスバルの不振だが、この悪夢は翌日のレグ2でも繰り返される。 昼のサービスの終了間際、今度はクリス・アトキンソンの8号車にエンジンのアンチラグシステムの不具合が発覚。その原因の追及に時間を要してしまい、またしてもタイムコントロールの遅着で1分30秒のペナルティを受けることとなったのである。
「チームの力が落ちていると思われるかもしれないが、いずれも判断の難しい作業。他のチームでも起こりうるハプニングだと思う」「とはいえ、これを教訓にしてチームとしてもルーティンの作業を引き締めて行きたい」とは、スバルのマニュファクチャラー・プリンシパル・エンジニアリングの菅谷重雄氏。 今回の“人的ミス”は残念な結果ではあるものの、ペターが序盤で証明したように、インプレッサWRC2007は確実にパフォーマンスが高くなっているだけに、第8戦のギリシャでは後半戦に繋がる走りを期待したい。
快走するアーバの「スズキ・スイフト」。
■JRCは、スズキのアーバが今季初優勝
同時開催のJRC(ジュニア・ラリー選手権)第3戦には21台がエントリー。
トップ争いはウルモ・アーバ、パー-ガンナー・アンダーソンの2台のスズキ・スイフトが抜け出し、序盤から激しい一騎打ちを展開することとなった。
3本のステージを制したアーバが、レグ1をトップでフィニッシュ。さらに、チームメイトのアンダーソンも3本のステージを終え、8.3秒差の2番手で続いた。
翌日のレグ2ではアーバがクラッシュを喫し、2番手に後退するものの、トップに浮上したアンダーソンもパンクに見舞われ、再びアーバ、アンダーソンの順でフィニッシュした。
結局、レグ3では互いにポジションをキープするクレバーな走りを披露。アーバが逃げ切り、今季初優勝を獲得した。アンダーソンも2位入賞を果たし、スズキ勢が今季2度目の1-2フィニッシュを達成。彼らに続いたのはシトロエンC2を駆るマーティン・プロコップで3位入賞となった。
(文と写真=廣本泉)
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