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予選2日目、ポールポジションは地元プジョーが獲得!【ルマン 07】
(07.06.16)
ニュース
降り続く雨の中、グランドスタンドのファンが予選を見守る。
■
【ルマン 07】予選2日目、ポールポジションは地元プジョーが獲得!
今年のルマンは雨に翻弄されつづけるのか……。2007年6月14日に行われた予選第2日目は、引き続き雨。チームやドライバーは悪天候にただ従うしかなかった。
タイムは思うように伸びず。結局、初日にベストを記録したNo.8プジョー908が、そのままポールポジションを獲得した。
悪天候のなか、周回を重ねるアウディR10。
(写真=アウディ)
予選を制したNo.8プジョー908のドライバーがガッツポーズ。左から、ラミー、ブルデー、サラザン。
(写真=プジョー)
午後7時30分からの予選開始を待つNo.32バラツィ・イプシロン・ザイテック07S/2(No.33は日本人の黒澤治樹がドライブ)。このときはまだウェットコンディションながら、雨は止んでいたのだが……。
■ポールポジションは“初日トップ”の手に
予選2日目は、予定より30分遅れの午後7時30分にスタート。雨は止んでいたが、コースはスリッパリーな状態。大半のマシンが走行を始めると、10分もしないうちに土砂降りになってしまった。ありがたくないお膳立てに、為すすべもない。
空を睨みながら、タイミングを見計っての走行。1回目のセッションを見る限り、アウディR10TDIが1-2のタイムをマーク。これにプジョー908Hdi FAPの2台の名が続いた。
2回目のセッションは、予定どおり午後10時スタート。終日、雨が降ったり止んだりの天気だったため前日のベストタイムを更新するのは、もはや難しい。多くのチームはナイトランのセットアップ、確認などに時間を宛がった。
場所によっては若干水煙が上がるコンディションのなか、各車はナイトランをこなしていく。気になるディーゼルエンジン勢は、プジョーがセッション前半に好タイムをマーク。一方、アウディはプジョーよりも精力的に周回を重ねて、終盤にタイムアップした。
昨年のチャンピオンカー、No,1のアウディは4番手のタイムに留まったが、No.2のアウディが4分1秒257のトップタイムをマーク。続いてNo.3のアウディ。プジョーは途中、トラブルもありNo.8の4番手が最高位。タイムはトップから0.671秒差の4分1秒928だった。
2日間、8時間近くにわたって行われた予選だが、不安定な天候に翻弄され、結果的には、初日の第1セッションでマークしたタイムがベストタイムとなり、そのままポールポジションが決定するという、極めて珍しい結果になった。
なお、LMP2では日本人ドライバーの黒澤治樹が加入するNo.33バラツィ・イプシロン・ザイテック07S/2がクラストップを獲得した。
雨が地元プジョーにポールポジションをもたらしたというべきか……。 土曜日午後3時からスタートする決勝レースも引き続き荒れ模様の様子。プレスルームに貼りだされる天気予報がいままで当たっているだけに、決勝レースも、予報を横目に午後3時のスタートを見守ることになりそうだ。
この日、午後5時30分から1時間に渡って「ルマン・レジェンドレース」のタイムアタックが行われた。中には1956年製のマシンも! イギリス人が多くエントリーしており、土曜日に61台で決勝レースを行う。
■総合予選結果(上位10位)
1 No.8 LMP1 プジョー908Hdi FAP(ラミー/サラザン/ブルデー)
2 No.2 LMP1 アウディR10 TDI(カペロ/クリステンセン/マクニッシュ)
3 No.7 LMP1 プジョー908Hdi FAP(ヘネ/ミナシアン/ヴィルヌーヴ)
4 No.1 LMP1 アウディR10 TDI(ビエラ/ピッロ/ウェルナー)
5 No.3 LMP1 アウディR10 TDI(ルーア/プレマ/ロッケンフェラー)
6 No.16LMP1 ペスカローロジャッド(コラール/ブイオン/デュマ)
7 No.13LMP1 クラージュLC70AER(グーノン/モロー/ヨハンソン)
8 No.18LMP1 ペスカローロジャッド(バルボサ/ホール/ショート)
9 No.14LMP1 童夢S101.5ジャッド(ラマース/ハート/ブレークモレン)
10 No.9 LMP1 クリエーションジャッドCA07(ウォルター/オルティス/中野信治)
公開車検時の、N0.53ランボルギーニ・ムルシエラゴの面々。 写真左から、余郷敦、M・アピチェラ、山西康司。
■大クラッシュした日本の猛牛は……!?
予選初日にクラッシュした日本のNo.53ランボルギーニ・ムルシェラゴ。ダメージは大きく、車輌フレームも曲がり、現車の修復は難しい状態だった。さらにドライブしていたM・アピチェラは検査入院中。幸い、全身打撲で済んだというが、メカニカルトラブルによるクラッシュの可能性が高いというから、精神的なショックも大きいと思われる。
チームドライバーとして真っ先にステアリングを握った山西康司が、予選を振り返った。
「ボクは事前テストをしていなかったので、まず1年ぶりのマシンに慣れるという意味で走りました。普通に4周を走ったのですが、クルマの感触は去年より良く、タイムも想定していたとおりで順調。あとは決勝に向けて準備をするだけでしたが……」
その後、マルコ・アピチェラがクラッシュ。
「ボクがドライブしているときは何の違和感もなかっただけにショック。事故の規模からいって、怪我が軽症で済んだのが不思議なくらいです。」
チームでは新たに代車を用意、出走を目指して主催者とのミーティングも行った。しかし、ルマンではスペアカーの使用を認めておらず、出走するには一度すべて解体して組み上げ直すしかない。2回目のルマンチャレンジは、決勝を戦えるかどうか厳しいところだ。
(文と写真=島村元子/text&photo=Motoko Shimamura)
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