■WRCやルマンで活躍
1922年5月17日にフランスの北部ディエップに生まれたレデレは、ガレージを営んでいた父親の影響で幼少時代からクルマの世界に親しんできた。ルノーで暫く働いた後、故郷でルノーの販売店を営むのと同時に、50年代初頭にはドライバーとしてルノー「4CV」で、モンテカルロやミッレ・ミリア、クップ・ド・アルプスなどのレースに参戦。マシンのチューニングや改良に没頭していった。
そして、1955年、彼は「山道をドライビングする楽しさ」という想いを企業名に込めた「Alpine(アルピーヌ)」を設立。4CVをベースにした「A106」を発表した。1962年には、アルピーヌの代表的モデル「A110」を、その10年後には「A310」をデビューさせた。
レース活動では、1965年にルノーと提携。1971年にモンテカルロラリーで初優勝、1973年にはWRC(ラリー世界選手権)の初代コンストラクターズチャンピオンに輝いた。しかし同年、経営難に陥ったために、ルノーに買収されて、同社のモータースポーツ部門として再スタート。その活躍はラリーだけに限らず、1978年には「アルピーヌA442」がルマン24時間レースで初優勝を遂げた。