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トップニュース(リスト)レクサスから“スポーツ”の提供「IS F」デビュー (07.10.04)
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レクサスから“スポーツ

 レクサスから“スポーツ”の提供「IS F」デビュー
2007年10月4日トヨタ自動車は、レクサスブランドのミディアムセダン「IS」をベースとしたスポーティモデル「IS F」を発表した。
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■M3、RS4と勝負

今年初頭のデトロイトショーでワールドプレミアされた「IS F」が、正式に市販モデルとして発表された。5リッターV8と8段ATを組み合わせる。

レクサスにおける「LS600h」「GS450h」などのハイブリッド“h”モデルが、環境対応などへの先進性を象徴するのに対し、“F”モデルは運転する楽しさを提供するプレミアムスポーツモデルという位置づけとされ、Fはクルマを鍛えたホームサーキットである富士スピードウェイの頭文字に由来する。

「IS F」は単なる「IS500」ではない、とトヨタは主張する。特に「瞬感=瞬間に感じられる」を意識し、レスポンスやサウンド、伸び感などの数値に表れない部分を大切にしたという。

大排気量エンジンを搭載するために盛り上がったボンネットフード、左右で縦に並ぶ4本のエグゾーストパイプなど、特徴的なエクステリアで他のISとの違いをアピールする。
423psの5リッターV8エンジンは、ダイレクト感が高められた8段ATを介し、後輪を駆動する。専用のスポーティなサスペンションチューニングと、大型のブレーキが与えられ、高い動力・運動性能を実現したと謳われる。

価格は766.0万円。月の販売目標台数は40台とされる。
なお、ライバルとされる「BMW M3クーペ」(FR、420ps)は996.0万円、「アウディRS4セダン」(4WD、420ps)は990.0万円
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■Fマークがスポーティを主張

ディメンションは全長×全幅×全高=4660(+85)×1815(+20)×1415(−15)mm(カッコ内はIS350比)で、ホイールベースは2730mm。
IS350に較べ、大きく張り出したバンパーやフェンダー、盛り上がったボンネットフードなどで違いをアピールする。フロントホイールアーチ後方に配されたエアアウトレット、リアの特徴的な左右4本出しエグゾーストパイプも識別点。

インテリアには、前席にサイドサポートの目立つ本革スポーツシートが与えられる。後席はサポート性を重視した2座シートとされ、乗車定員は4名に変更された。
300km/hを刻む専用メーターの上(Mモード時に出現)や、グリップ力を高めたステアリングホイール、シートのサイド部等に「F」マークが配される。インテリアのカラーデザインテーマである「アクセントブルー」は、ステッチや照明などでたびたび登場する。
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■吸排気系を徹底的に

IS F専用となる5リッターV8「2UR-GSE」エンジンは、「LS600h」のエンジンをベースとし、各部をスポーツチューニングしたもの。さらなる高回転化を実現するため、カムシャフトハウジングとシリンダーヘッドを一体化して強度をもたせ、インテークバルブは軽量化(約50g→約30g/本)のためチタン製に変更された。2つの外気吸気口を備えたデュアルインテークシステムの採用や、インテークポート形状の見直し、バルブリフト量の拡大などで、吸入効率を高める一方、エグゾーストパイプは全体に大口径化されることで排ガスの流れもスムーズにされた。
この結果、IS Fの最高出力は423ps/6600rpm、最大トルクは51.5kgm/5200rpmとなった。LS600hは394ps/6400rpm、53.0kgm/4000rpm(エンジン単体)である。
サーキット走行時などでの、燃料安定供給を助けるサブタンク構造、エンジンオイルクーラーなども採用された。

また、回転数に応じてエグゾーストサウンド、インテークサウンド、メカニカルサウンドが強調されるサウンドチューニングも施され、聴覚での「走りの楽しさ」を提供する。
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■トルコンは1速のみ、ダイレクトな8段ATを採用

スポーツカーでも2ペダル化が進んでいる状況を反映するかのように、IS Fも2ペダルとなるトランスミッションを採用。「LS460」に搭載される8段ATがベースとされるが、レスポンスとダイレクト感を高めるため、大幅に見直された。

シフトポジションをマニュアル変速ができる「Mモード」にすると、2〜8速がロックアップ、つまりトルコンを介さない直結状態になる。変速の伝達効率が上がり、ダイレクト感が向上。さらに変速のスムーズさを優先したLS460用と比較して、スピードを優先させた制御を行うことで、世界最速と謳われる変速レスポンスをも誇る。ISよりもサイズが拡大されたシフトパドルでは、Dレンジでのマニュアル変速(上限ギア段を制限)も可能となる。

サーキットなどでの限界走行時も考慮され、ATフルードの吹き出しを防ぐブリーザーシステムや温度上昇を防ぐATFクーラーも備わる。
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■サーキット走行をふまえたVDIM

サスペンションはIS350と同形式である、前ダブルウィッシュボーン/後マルチリンク式を採用。当然、スプリングやダンパー類は、サーキットでも高い走行性能を保つようチューニングされる。サスペンションメンバーの剛性アップ、ステアリングシャフトのジョイント部強化など、細かい対策もなされた。

Fスポーツモードトータルコントロールスイッチを操作することで、トヨタの車両運動統合制御技術「VDIM」とともに、スロットル特性や変速タイミング、操舵フィールまでを3段階にコントロールできる。なお、VDIMはカットオフも可能。

強大なパワーを受け止めるブレーキは、フロント6ポッド/リア2ポッドのキャリパーを装備。360mm/345mmという大径ベンチレーテッドディスクのローター内部には、耐クラック性や冷却性に優れたピラーフィンが配される。
鍛造アルミホイールに履かれるシューズは、前225/40R19、後255/35R19サイズ。 
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■5リッターエンジンは燃費8.2km/リッター

モノグレードとなるIS Fは、オプションとしてムーンルーフやクリアランスソナー、マークレビンソンプレミアムサラウンドシステムなどが用意される。
安全・快適装備も充実。エアバッグは前席はもちろん、ニーエアバッグとサイド、カーテンシールドエアバッグを備える。
そのほか、イモビライザー、バックガイドモニター付きHDDナビ、パワーシートなどを標準で装備する。

安全性能とともに高いレベルを求められる環境性能は、「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」の認定を取得。燃費対策として、エンジンの直噴や、空力性能の向上、新開発の8段ATによるパワーロスの低減などがあげられるが、そこはスポーツカーゆえに控えめなアピールとなっている。なお、カタログ燃費は8.2km/リッターと記される。

(webCG 本諏訪)

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