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トップニュース(リスト)最終戦富士、デュバル/カルボーン組のNSXが今季初勝利【SUPER GT 07】 (07.11.05)
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最終戦の富士で、デュバル/カルボーン組のNSXが今季初勝利【SUPER GT 07】
GT500クラス表彰式。左から、2位のカルソニック インパルZ(ブノワ・トレルイエ/星野一樹組)、圧勝で初優勝のEPSON NSX(ロイック・デュバル/ファビオ・カルボーン組)、そして3位のREAL NSX(金石勝智/金石年弘組)。
 最終戦富士、デュバル/カルボーン組のNSXが今季初勝利【SUPER GT 07】
今季、幾度となく表彰台に上がったデュバル/カルボーン組は、その中心になかなか手が届かなかった。だが、最後の最後にそのチャンスが訪れた……。
最終戦の富士で、デュバル/カルボーン組のNSXが今季初勝利【SUPER GT 07】
GT500クラスで優勝したNo.32 EPSON NSX (ロイック・デュバル/ファビオ・カルボーン組)


晩秋の穏やかな天気に恵まれた2007年11月4日、静岡県の富士スピードウェイでSUPER GT第9戦の決勝レースが行われ、No.32 EPSON NSX(ロイック・デュバル/ファビオ・カルボーン組)が圧勝で今季初優勝。この大金星により、シリーズランキングも5位から2位へとジャンプアップを果たした。2位は、ポールポジションスタートのNo.12 カルソニック インパルZ(ブノワ・トレルイエ/星野一樹組)。3位にはNo.17 REAL NSX(金石勝智/金石年弘組)が続き、チーム初の表彰台獲得に成功した。

GT300では、予選7位スタートのNo.26 ユンケルパワータイサンポルシェ(谷口信輝/ドミニク・ファーンバッハー組)が大躍進。序盤からクラストップを奪うと、“逃げ切り先行”の独走を果たし、今季2勝目をあげた。2位はNo.101 TOY STORY Racing apr MR-S(大嶋和也/石浦宏明組)で、3位がNo.2 プリヴェKENZO アセット・紫電(加藤寛規/高橋一穂組)。2−3位の2台はクラスチャンピオンがかかっていて、その軍配はNo.101 MR-Sに。戦いは大団円を迎えた。



■ポールは今季初、No.12のZ

予選日の土曜はうす曇。予選1回目でトップタイムをマークしたのは、No.17 NSXだった。前戦のオートポリスではニューエンジンを搭載するも、トラブルにより決勝を走らず終わったため、そのリベンジ達成といったところ。だが、グリッドを決定するスーパーラップではNo.12 Zがダントツの速さでトップタイムをマークし、今季初となるポールポジションを獲得した。

GT300は、ランキングトップのNo.2 紫電が予選1回目でトップタイム。が、スーパーラップでNo.101 MR-Sが一発逆転に成功し、ポールポジションからスタートを切ることになった。
最終戦の富士で、デュバル/カルボーン組のNSXが今季初勝利【SUPER GT 07】
今季はこれで見納め、GT500クラスのスタートシーン。


■No.32 NSX、序盤から快走

レースウィークで一番の好天気となった日曜日。今回はGTレース開催100戦目の記念大会でもあったため、決勝を前にさまざまなイベントが催され賑わいを見せた。

午前2時、ペースカーに先導されたマシンがスタートを切る。ポールからNo.12 が逃げようとするとその後方で、より速いペースで周回していたのが予選3位のNo.32 NSXだった。

予想以上に早いタイミングでタイヤのグリップが低下し始めたライバルに対し、No.32は安定した速さをキープ。難なくトップを奪取するや、あとは“ゴーイング・マイ・ウェイ”。一度はルーティンワークのピットインでトップを譲ったが、ほどなく元のポジションへと復帰。タイヤマネージメントに翻弄されるライバルたちとは対照的に、理想的な流れで待ちわびた勝利をつかんだ。
最終戦の富士で、デュバル/カルボーン組のNSXが今季初勝利【SUPER GT 07】
GT300クラスで優勝したNo.26 ユンケルパワー タイサン ポルシェ(谷口信輝/ドミニク・ファーンバッハー組)
最終戦の富士で、デュバル/カルボーン組のNSXが今季初勝利【SUPER GT 07】
GT300クラス2位、GT300クラスシリーズチャンピオンを獲得したNo.101 TOY STORY Racing apr MR-S(大嶋和也/石浦宏明組)
■GT300は、タイトルめぐって四つ巴

GT300の決勝グリッド1〜4位には、みなクラスチャンピオンの権利を持つクルマが集結した。前回の第8戦でGT500のチャンピオンが決定していたこともあり、なおさらGT300のガチンコバトルに注目が集まった。

4台の中から頭ひとつ抜きん出たのがNo.101 MR-S。だが、今回は富士ならではのライバルも多く、容赦なしにチャンピオン争いのクルマを攻めたてる。中でも富士での勝利に焦点を絞り込んだという、No.26 ポルシェ。富士の長いストレートを味方にポジションアップを果たし、ついにはトップのNo.101をも逆転した。

タイヤの扱いに苦しむライバルたちを尻目に、No.26 ポルシェは完全なひとり旅。着実に築き上げた後続との差をうまくコントロールし、勝利のチェッカーをくぐった。

一方のチャンピオン争いは、実質No.101 MR-SとNo.2 紫電の2台に絞られた。ひと足先にルーティンのピットワークを終えたのはNo.101。No.2がピットインを終えたのは、No.101よりも10周以上も後のことだった。

かろうじてNo.101 MR-Sの前でコース復帰を果たしたNo.2 紫電だが、冷えたタイヤでの応戦は難しく、No.101の先行を許すことに。だが粘るNo.2は、付かず離れずの間隔でNo.101に喰らいつく。

終盤、No.101 MR-Sはタイヤのタレがひどくなり、マシンの挙動が乱れ始める。これに対し、No.2 紫電は隙あらば逆転を狙える位置に留まり、プレッシャーをかける。だが、No.101は動じることなくポジションを守り切り、2位フィニッシュ。3位のNo.2と獲得ポイントは同じ89点だったが、今季2勝のNo.101が勝利数で上まわり、ドライバーズタイトルを手に入れることとなった。
最終戦の富士で、デュバル/カルボーン組のNSXが今季初勝利【SUPER GT 07】
GT300、GT500両クラスのシリーズ・ドライバーズ・チャンピオンが表彰された。
写真左から、GT300クラスの覇者No.101 TOY STORY Racing apr MR-S(大嶋和也/石浦宏明組)と、GT500クラスを制したNo.8 ARTA NSX(伊藤大輔/ラルフ・ファーマン組)。


■来季はGT-Rが参戦!

GT500ではランキングのトップ3をNSXが占領、NSXが台頭したシーズンだったことを裏付けた。一方、ニッサンは来シーズンよりGT-Rでの参戦を表明。すでに10月末には鈴鹿サーキットでSUPER GT仕様のマシンをシェイクダウンしている。

来シーズンも今年同様、全9戦の戦いとなるSUPER GT。その開幕戦は、2008年3月16日、三重県の鈴鹿サーキットで開催される予定だ。

(文=島村元子/写真=KLM Photographics J)


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