■“ドライビングの歓びと快適”の新境地
「アコード」の派生車種「アコード・インスパイア」として始まり、その後独立車種としての設定を受けた「インスパイア」。2003年6月に4代目が発表され、フルモデルチェンジを受けて5代目を迎えた。
今回のターゲットは「子育てが終わった夫婦」。若い頃に「プレリュード」で運転を楽しみ、家族とともに「オデッセイ」に乗り、子供が離れて再び運転が楽しめるクルマを……、という筋書きである。すなわち新型「インスパイア」の開発に際しては、ドライビングが楽しめ、かつ上質で心地よい移動が体感できる、“ドライビングの歓びと快適”の新境地を目指したとされる。
地味な存在のセダンながら、ハイテク運転支援機能「HiDS(ホンダインテリジェントドライバーサポートシステム)」の標準装備(一部グレード)や、「可変シリンダーシステム」を持つ気筒休止エンジン、追突被害を軽減する「ホンダ・プリクラッシュ・セーフティ・テクノロジー」などの先進技術を満載してデビューした先代同様、今作も、さらに進化したエンジンや新しいボディ構造などをひっさげての登場となった。
その目玉となるエンジンは、排気量を3.5リッターに拡大。走行状況に応じ、3気筒、4気筒、6気筒に使い分けられる進化型の可変シリンダーシステム(VCM)を持つ。組み合わされるトランスミッションは5段ATのみ。
価格は35TLが330.0万円、30iLは390.0万円。月間の販売目標台数は500台と設定される。