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トップニュース(リスト)本音と建て前の中で、音もなく台上に現れたコンセプトカーたち【デトロイトショー08】 (08.01.18)
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【デトロイトショー08】本音と建て前の中で、音もなく台上に現れたコンセプトカーたち
(写真=クライスラー)
 【デトロイトショー08】本音と建て前の中で、音もなく台上に現れたコンセプトカーたち
北米国際自動車ショー(通称デトロイトショー)が2008年1月13日、米ミシガン州デトロイトで開幕。今回は、ガソリン価格高騰や環境問題などにより、燃費性能を重視したクルマの展示が目立った。欧州車編に続き、北米車編を大川悠がリポートする。
本音と建て前の中で、音もなく台上に現れたコンセプトカーたち【デトロイトショー08】



■アメ車はツライ

生産台数において70年以上世界一だったGMはついにトヨタに抜かれ、フォードは依然として不振。そしてクライスラーはサーベランス・グループに身売りされた2007年がやっと終わり、デトロイトの地元メーカーはこのショーを迎えた。

それにしても旧ビッグスリーは辛い。アメリカの景気は後退気配だし、ガソリン価格の上昇は特にアメリカメーカーを直撃している。そして燃費と排ガス双方での規制はより厳しくなろうとしている。燃費に関しては政府は2020年までに14.8km/リッターという現在より約40%改善義務の法律を通した。カリフォルニアをはじめとするいくつかの州ではCO2などの温室効果ガスの排出規制を2016年から強化しようとしている。

そうでなくても新車が売りにくい状況の中で、これまで不得意としてきた燃費改善と排ガス対策、それらに根本から手を打たないことには、アメリカのメーカーはやっていけないのだ。しかもそうした対策は大きなコストをメーカーに要求し、結果として販売価格に跳ね返る。そうなると、さらに売れないという悪循環に陥りかねない。

■象徴的な光景

大きくパワフルで快適というアメリカ車独自の魅力で稼ぎやすいクルマを、少しでも多く売りたい。でも同時に環境対策もやらなければ生き残れない。そういうビッグスリーの自己矛盾を象徴するかのように、より豪華快適になった巨大なピックアップやSUVが並ぶ会場には、あちこちにグリーンやブルーの文字が掲げられてエコ姿勢を打ち出し、さまざまなハイブリッド・システム、バイオ・エタノール、フューエル・セルなどが展示されていた。

そして例年と同じようにビッグスリーからは多くのコンセプトカーが、大袈裟な演出とともに登場した。面白かったのは、その派手な出で立ちとは対照的に、ほとんどのコンセプトカーが音もなく静かに舞台の上に滑り出てきたことだ。それはガソリンエンジンの時代の終焉と、ハイブリッドや電気時代の到来を示すものでもあった。

(文と写真=大川悠)


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