■セミオートマ仕様はトランスアクスル
マセラティ グラントゥーリズモは、クアトロポルテ(4ドアセダン)のプラットフォームをベースに、ホイールベースを短縮し、スポーティな2ドアボディを組み合わせたクーペモデルだ。2007年3月のジュネーブショーでデビューした時点では、オートマチック仕様の設定しかなかったのだが、1年後の同じショーでセミオートマ仕様が登場した。
搭載するエンジンとトランスミッションは、ともに新開発ユニット。エンジンは、従来より排気量が500cc大きく、最高出力は35ps増の440psにアップ。最大トルクも3.1kgm増強され、50kgmとなった。
トランスミッションは、「MCシフト」と呼ばれる新機構が採用された。MCシフトは、シフトチェンジ時間の短縮化を追求した2ペダルのセミオートマ。注目は、搭載位置がフロントではなく、リアアクスル前方に配置したトランスアクスルとした点だ。つまりグラントゥーリズモSはクアトロポルテ同様に、AT仕様はトランスミッションをフロント配置に、セミオートマ(マニュアル)仕様ではリア配置という凝った設計となっているわけだ。
このほかグラントゥーリズモとグラントゥーリズモSの違いとして、「S」ではブレーキが強化され、ブレンボと共同開発した大径ディスクローターにアルミ製6ピストンキャリパーが組み合わされることやホイールが20インチにサイズアップされたことなどが挙げられる。
自動変速モードとマニュアルシフトの両方の楽しみが味わえるマセラティ グラントゥーリズモS。国内発表は2008年5月頃になる見通しだ。なお、価格やデリバリー開始時期は今のところ未定だ。
(webCG 曽宮)