■上級グレードは200万円オーバー
2008年1月に開催された「New Delhi Auto Expo」では、28万円カー「ナノ」の発表で話題になり、3月にはジャガー&ランドローバーの買収劇で、一躍「いまもっとも旬な自動車メーカー」になったインドの自動車メーカー、タタ モーターズ。ここまで有名になると、ほかにどのような自動車を作っているのか、ほかの車種も安いか? など、気になることが一杯だ。
そこで今回は、5〜6車種ほどある乗用車のラインナップの中から、上級SUVモデルの「SUMO GRANDE」(スモ グランデ)をピックアップして紹介したい。スモ グランデは、高級とまではいかないかもしれないが、ナノのような「安物」のイメージはなく、価格も65万3000〜74万8000ルピー(約183〜210万円)とけっして安くない。
スモ グランデは、94年に登場したSUVの「スモ」をベースに、外観を作りかえ、上級装備を奢った仕様だ。現地メディアによると、「SUMO」は、タクシー需要が多いため、スモ グランデではタクシーのイメージを払拭するために、見栄えのいい装飾を施したらしい。
ボディサイズは、全長×全幅×全高=4421mm×1780mm×1940mm。中型の3列シートSUVで、サスペンションは、フロントがダブルウィッシュボーン/コイル、リアがリジット/リーフ。日本で20年くらい前まで使われていたパッケージで、ハンドリング性能云々より、耐久性やメンテナンス性を重視した設定といえる。このあたりは価値観や道路環境の違いを想像させる部分だ。