■10年越しの先進技術
富士重工業は、2008年5月9日、スバル・レガシィに一部改良を施した。“常に進化を続けるレガシィ”を標榜する同モデルは、2003年5月の現行モデル発売以来、毎年この時期に改良するのが定例となっている。今回の目玉はずばり、先進運転支援システム「EyeSight」の採用だ。
「EyeSight」は、これまで「ADA」(アクティブ・ドライブ・アシスト)と呼ばれていた予防安全技術の発展版で、前方の障害物や路面状況を認識し、車両の設定を瞬時に切り替えたり、危険をドライバーに知らせたりする役割を持つ。この技術は、現行レガシィが登場する以前(初搭載は98年)から研究・開発が行われていたもので、その時々の先進技術を採り入れながら進化してきた経緯がある。
2003年9月に現行レガシィに搭載された時点では、ステレオカメラにミリ波レーダーを組み合わせたフュージョン技術を採用していた。ステレオカメラとミリ波レーダーのそれぞれの特長を活かし、前方の歩行者の存在や路面状況を認識。状況によりドライバーに警告を与えるほか、滑りやすい路面でVDA(横滑り防止装置)の設定を切り替えるなど高度な制御を実現していた。