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「パナソニック・ストラーダFクラス」ニューモデル発売フルチェンジと呼ぶにふさわしい新機能のテンコ盛り
(08.06.11)
ニュース
■
「パナソニック・ストラーダFクラス」ニューモデル発売
フルチェンジと呼ぶにふさわしい新機能のテンコ盛り
パナソニックは同社の高級AVカーナビ「Fクラス」を全面的にフルチェンジ、2008年6月中旬より順次発売する。最初のFクラスが発売されてから丸4年。いち早く地デジチューナーを搭載、あるいは標準装着などで話題をさらった時期こそあれ、ナビ機能に関してはその間の変化は正直微々たるものとしか言いようがなかったが、5年目のFクラスは全項目に至るまで丸々新しく生まれ変わって登場した。しかも他社にはまねのできない新機能まで搭載して。
1DINインダッシュモニターと1DINナビ本体の組み合わせのCN-HX1000D(35万4900円)。
2DIN一体型のCN-HW1000D(35万4900円)。こちらも地デジチューナーを本体に内蔵している。
■シンプルな2モデル、ベースの部分から新しい
まずネーミングが新しい。CNは松下電器のカーナビを表わす製品記号なので変わらないが、その次に続くアルファベットは従来のHDSからHXないしHWとなり、900番台を続けてきた数字も1000番へと1桁上がった。
製品タイプの違いの表しかたも新しい。これまでは、965とか945といったように真ん中の数字で区別していたが、新型ではそのアルファベットが型式を表す。インダッシュモニター仕様がHX、2DIN一体型がHWといった具合だ。ちなみにオンダッシュモニター仕様は廃止された。機構面では地デジチューナーがナビ本体に内蔵されるといった進化が見られる。
一見して最も変わったとわかるのが地図である。100mスケールの詳細地図「ドライビングマップ」は見せ方こそ変わらないが、色味がスッキリと見やすく、細部もアンチエイリアスの採用によりジャギーの目立たない美しい仕上がりとなっている。
それ以上にうれしいのは200mスケール以上の地図の充実度。これまでは100mは詳細だが200m以上になるといきなり簡素な表現になって落差の大きさに戸惑ったものだが、新型ではスケールを変えていっても同じイメージが継続される。これは今回からゼンリン製の地図を採用したことによるもので、それに伴い案内するルートの正確さも格段に高まった。時には中央分離帯を乗り越えて右折を促していた案内も、激減されているはずだ。その一方、交差点にさしかかると画面の3分の2のスペースを使って立体表現してきた独自の拡大図は姿を消し、一般的な拡大図が採用された。
そのほかあちこちの部分でこれまでの表現とは異なる画面が用意されており、旧来のパナソニック・ファンにとっては物足りないと感じるかもしれないが、使い勝手は格段に向上しているのは間違いない。
新技術の投入で画質を大幅向上。
(上)元画像ソース
(下)液晶AIとダイナミックコントラスト制御によって美しい描画を実現した。
■進化の度合いが確実に感じられるAV性能
ナビの機能向上と同じ、あるいはそれ以上に力を入れているのがAV機能のレベルアップだ。カーナビの世界にいち早くVGAモニターを導入し、ビエラなどホームAVで培った先端映像技術の投入などで他を圧倒してきたFクラスだが、今回はさらに環境が変化するクルマの中でも常に高画質を維持できる新技術を投入してきた。たとえば車内に日が射し込むような状態でもコントラストのしっかりした映像が楽しめる。たしかにクルマの中では、周囲が明るいだけでも画面は白茶けてしまうもの。その状態でこの「ダイナミックコントラスト」をONにすると色味が際だち、確実に見やすくなるのが確認できた。
もうひとつがオーディオの音質向上である。これまで同じAVナビでもこと音に関してはオーディオを生業とするメーカーに対して見劣りしていたのがパナソニックだった。そのイメージを払拭しようと新型Fクラスでは音質向上にも多くの力を注いだ。そこで打った手が、音づくりのプロ集団「MixcersLabo」の協力を仰いで音質決定のアドバイスを求めたことだ。
音に関しては個人差があるので一概にいえないが、デモカーで確認したところ、クリアかつメリハリのある音を聞くことができた。プリセットモードは2種類あり、ひとりでじっくりと聴き入りたい時には「音の匠」モード、車内で会話を楽しみながら音楽も楽しみたい時には「いい音でスムーズトーク」モード、といったような使い分けが可能である。
家庭でホームネットワークカメラをインターネット回線に繋げれば、室内の様子を広範囲に確認することもできる。対応するのはBL-C131(オープン価格だが実勢価格は4万円前後)とBL-C111(同じく実勢価格で3万円前後)の2種。
同社のHDDレコーダー「ディーガ」を持っていれば遠隔録画予約が可能。ナビの地デジ画面からチャンネルを選んで「Dimora録画」ボタンを押し、番組を選ぶ。
■グループ企業ならではの底力
最後にお伝えするのが、これまでのカーナビの常識を一気に塗り替えたホーム家電の連携操作である。ドライブに出掛けてから、玄関の鍵をしっかりとかけただろうか、照明は消しただろうかと不安になって引き返したということはないだろうか。このFクラスでは携帯電話による通信機能を利用して、どんなに遠くからでも玄関ドアの施錠をしたり、消灯することができる。エアコンのON/OFFさえ可能だ。しかしこれらは、自宅が松下電工の「ライフィニティ」という家電ネットワークシステムを導入していなければ使えない機能。ただし、インターネットにブロードバンド回線を引いていれば、対応するホームネットワークカメラを導入するだけで留守の部屋の様子を確認することができるし、対応するパナソニック製HDDレコーダーであれば遠隔地からでも録画予約を設定することができる。
なんだ、ナビの機能とはまったく関係ないじゃないかと訝かる人もいるだろうが、こうした不安の解消や、したくてもできなかったことが可能になったことでドライブの楽しさは倍加するのは確実。思えば道案内するナビ自身がそういう使命を負って登場したのではなかったか。そう思えばストラーダFクラスのホームリンク機能は、快適さをしっかりとサポートしてくれる新時代のナビといえるだろう。
各モデルの価格は以下のとおり。
CN-HX1000D:35万4900円(税込み)
CN-HW1000D:35万4900円(税込み)
(文=尾沢英彦(『カーナビの達人』編集長))
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