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スポーツアクティビティクーペ「BMW X6」が日本上陸

 スポーツアクティビティクーペ「BMW X6」が日本上陸
BMWジャパンは2008年6月24日、SUVテイストを持つ4ドア4シータークーペ「X6」を発表。同日、販売を開始した。
スポーツアクティビティクーペ「BMW X6」が日本上陸

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■SUVとクーペのクロスオーバー

2008年1月のデトロイトショーで姿を現した「BMW X6」は、“スポーツ・アクティビティ・クーペ”という新しいコンセプトを提案する。いわゆるSUV(BMWはSAVと呼ぶが)とスタイリッシュクーペのクロスオーバーと言えよう。

コンセプトのみならず、2つの新技術も採用された。シリンダーバンク内側にタービンを配置した新型4.4リッターV8エンジンはコンパクト化と高効率化による燃費改善を実現。四輪駆動制御システム「xDrive」は後輪横方向トルク配分システムが組み込まれ、車両の安定性と機敏性を向上させたと謳われる。

目立つ環境性能はアピールしていないものの、BMWの掲げる「Efficient Dynamics」思想に基づき、優れたエネルギー効率を求めることで総合的な環境性能を上げることを狙う。

価格は3リッター直6ターボの「xDrive 35i」が851.0万円。4.4リッターV8ターボの「xDrive 50i」が1070.0万円。いずれもトランスミッションは6段ATが組み合わされる。
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■力強さとエレガンス

ディメンションは全長×全幅×全高=4885×1985×1690mmと、「X5」(4860×1935×1765mm)より低く幅広い。ボンネットのキャラクターラインが目立つフロントビューやサイドに張り出したホイールアーチは、力強いSUVテイストを持つが、サイドビュー上半身を見ると、狭いグリーンハウスなどが2ドアクーペである6シリーズにも似たエレガントな印象。このクラスでは随一というCd値0.33の空力性能は、燃費改善にも貢献する。

大柄なボディに4シーターと贅沢なパッケージングを持つインテリアは、BMWの流儀が貫かれたクリーンなデザイン。標準装備されるレザーのシートは、前席がスポーティな形状とされた。ステアリングホイールには変速用のパドルが備わり、ATセレクターレバーは新意匠のものが与えられる。オプションで視線移動を少なくするヘッドアップディスプレイも用意された。

大きく開くテールゲートはスイッチで開閉が可能。開閉角度は任意に設定ができる。容量570リッターのラゲッジルームは、6:4分割可到式のリアシートをたたむことで最大1450リッターに広げることができる。
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■前後トルク配分に加え、後輪左右へも配分

スポーツアクティビティクーペたるX6は「X5」などと同じく四輪駆動だが、今回全く新しい駆動力配分システムが採用された。左右後輪への駆動力配分システム「ダイナミック・パフォーマンス・コントロール」がそれで、従来よりある前後輪のトルク配分を無段階に調整する「xDrive」と組み合わせることで、路面や走行状況に合わせ、各輪が最適なトラクションを発揮すると謳われる。
ウェット時や不整地での安定した走行とともに、スポーツ走行時にはトルク配分により積極的に姿勢を変化させることで、直進性、回頭性とも高められるという。

なお、前後および左右後輪へのトルク配分状況は、メーターナセル内にあるインフォメーションディスプレイで、リアルタイムに確認することができる。

サスペンション形式は、前ダブルウィッシュボーン/後インテグラルアームで、基本は「X5」と共通。車両のロール方向の動きを抑える「アダプティブ・ドライブ」もX5から受け継がれる。
速度に応じてギア比が変化する「アクティブ・ステアリング」は標準装備された。
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直噴の3リッター直6ツインターボエンジンは、「インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー2008」の大賞を受賞したユニット。
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V8エンジンのカットモデル。上部に二つのタービンが見える。

■バンク内部にタービンを持つ新エンジン

X6に搭載されるエンジンはいずれもガソリン直噴式で、3リッター直6パラレルツインターボと4.4リッターV8ツインターボの2種が用意される。このうち直6は「335iクーペ」などに積まれるユニットと同型で、306ps/5800rpmと40.8kgm/1300-5000rpmのパフォーマンスを持つ。

一方V8は新開発のもので、X5などに搭載される4.8リッターNAエンジンの進化型と位置づけられる。排気量を小さくしつつ、出力をアップした新エンジンは、最高出力407ps/5500rpmと最大トルク62.2kgm/1750-4500rpmを発生する。
さらにそのレイアウトも独特で、2基のターボチャージャーはバンク内に設置され、それゆえ通常のエンジンと吸排気の方向が逆になる。これはユニット全体のコンパクト化が目的であるが、それに加え、吸気経路の短縮により圧力損失も抑えられ、エンジンレスポンスの向上にも結びついたという。インタークーラーは水冷式がドッキングする。

組み合わされるトランスミッションはいずれも6段AT。ギアの変速を素早くし、早めのロックアップをする制御で、燃費向上に寄与すると謳われる。
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■低転がりタイプのランフラットタイヤを採用

「xDrive 35i」「xDrive 50i」ともに安全装備の差はなく、前席/ヘッド/サイドエアバッグのほか、DSC、アダプティブヘッドライト、ロールオーバーセンサーなどが標準で備わる。
HDDナビゲーションシステムやiDriveなどのほか、駐車時に役立つリアビューカメラも与えられた。8つの「プログラマブルボタン」には、好きなラジオ局や自宅の電話番号、よく使う目的地など、マルチメディア関連の任意の機能をショートカットキーとして割り当てることができる。

標準装備のランフラットタイヤは、前255/50R19、後285/45R19というサイズ。低転がりタイプであるところが新しい。
「xDrive 35i」は右ハンドルのみ、「xDrive 50i」は左右ハンドルを選ぶことができる。

(webCG 本諏訪)


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