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【Movie】日産の先進技術に注目Part.1 セーフティシールド
(08.08.22)
ニュース
■
【Movie】日産の先進技術に注目Part.1 セーフティシールド
日産自動車が、近い将来実用化を予定している新技術をいくつか発表した。その中から“ぶつからないクルマ”を目指したとする「セーフティシールド」を紹介する。
セーフティシールドとは、前方だけでなく、横方向、斜め後方、後方の衝突リスクを検知し、自動ブレーキを作動させるなどして、全方位の危険を回避できるようにする予防安全技術のこと。
斜め後方に追走車がいるときにステアリングを切ろうとすると、VDCが作動。反対側に曲がろうとするヨーを発生させ、直進状態を維持する。
■全方位の衝突に有効
日産自動車が、2〜3年以内に市販化を予定している先進技術をプレス向けに公開した。普段は立ち入ることのできない追浜工場の研究施設とテストコースで、安全と環境に関するプレゼンテーションと体験試乗会が行われたのだが、それら新技術の体験は、「ついにクルマはここまで進化したか!?」と驚きの連続だった。
運転感覚が新しく、安全性アップに無限の可能性を感じたのは、「セーフティシールド」と呼ばれる衝突予防だ。セーフティシールドは、ある特定の技術を指す言葉ではなく、複数の技術の組み合わせにより、車両をとりまく全方位の衝突を防ごうという発想のこと。究極は、ぶつからないクルマの実現だ。
具体的に紹介すると、前方への追突に対しては自動ブレーキ機能付きクルーズコントロール「ディスタンス コントロール アシスト」で防ぎ、車線変更時に隣車線を走る追走車との側面事故は「レーン デパーチャー プリベンション」と「サイド コリジョン プリベンション」で予防。バックしている時に死角に入って来るクルマとの衝突事故に対しては、「バックアップ コリジョン プリベンション」でガードするという具合。
これまでにもレーダーで前方の状況を把握し、警告を発する技術は存在したが、側面と後方の衝突事故防止にも有効な技術が誕生したことで、横方向や後方の衝突も回避できるようになった。もっとも全方位カバーできるといっても、今の技術ですべての事故が防げるわけではない。しかしながら、様々な状況で想定される事故を高い確率で防げるようになるのは確かだ。
衝突の危険性をレーダーで検知すると、コンピューターがステアリングやブレーキに危険を回避する指令を出す。
追走車が斜め後方に来ると、ドアミラーの根本のあたりに備わるランプが点灯する。ここまでの技術は他メーカーも採用例があるが、日産自動車のサイド コリジョン プリベンションは、これにVDCを連動させたところが新しい。
■運転操作に機械が介入する時代に
車載センサーで他車の存在をキャッチし、ドライバーに危険を知らせるこの種の運転支援装置は、事故の大半を占めるヒューマンエラーの抑制に効果を発揮する。人間のミスを減らせば事故は減るが、人間にミスをするなというのは無理な話だろう。そこで、ミスをおかしそうになった時に機械が運転操作に介入する方向で技術が日々進化している。すでに、クルマが周囲の状況を判断し、危険回避を自動的に行うフェイズに突入している。
例えば、今回発表された「サイド コリジョン プリベンション」は、高速道路で斜め後ろに追走車がある場合に、まずドライバーにその危険を知らせる。追走車がいるにもかかわらず、そちらにステアリングを切ろうとすると、VDCが反応し、追走車の反対側のタイヤにブレーキをかけて反対側にヨー(曲がろうとする力)を発生させる。これによりクルマが追走車の方向に向かっていくのを防ぐわけだ。
システムが作動すると、クルマの向きが一瞬、反対方向にスッと向くような感覚になるが、挙動が乱れるほど大きな動きではなく、静かにステアリングを戻されるような感じ。もちろん、ドライバーがそれを逆らってステアリングを切るなど何かしらのアクションを起こすと、クルマはその通りに反応する。ドライバーの操作が尊重されるのはこれまで通りだ。
これさえあれば、もう高速道路で車線変更のときにヒヤッとする思いをしなくて済みそうだ。セーフティシールドがどのような場面でどのように作動するかのか。作動イメージを映像でご覧いただけます。
(webCG 曽宮)
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