トップニュース(リスト)第8戦オートポリスもGT-Rが止まらない!【SUPER GT 08 続報】 (08.10.20)
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ポール・トゥ・ウィンで今季3勝目をあげ、ゴール後喜びを爆発させるNo.23 XANAVI NISMO GT-Rのブノワ・トレルイエ(左)と本山哲。
 【SUPER GT 08 続報】第8戦オートポリスもGT-Rが止まらない!
開幕2連勝以降、ハンディウェイトに手を焼いていたGT-Rが、再び強さを取り戻し表彰台の真ん中に立った。
2008年10月19日、大分県オートポリスでSUPER GT第8戦の決勝レースが開催され、ダントツの速さを見せ付けたNo.23 XANAVI NISMO GT-R(本山哲/B・トレルイエ組)が完勝。2位にはNo.32 EPSON NSX(L・デュバル/平中克幸組)、3位にNo.1 ARTA NSX(R・ファーマン/伊沢拓也組)が入った。
No.23 XANAVI NISMO GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ組)

■No.23 GT-Rが本領発揮

今シーズンのセミファイナル戦を迎えたSUPER GT。タイトル争いを意識するチームにとっては、まさに天王山。アップダウンが激しく、タイヤに厳しいコースレイアウトを持つオートポリスは、荒れやすいレースをいかにまとめあげるか、チームの総合力が問われる場所だ。

そんななか、まずマシンの速さを見せ付けたのがNo.23 XANAVI NISMO GT-Rだった。
開幕から2連勝を果たすと、その代償として多くのハンディウェイトを搭載。さらに、GT-R全車に与えられた特別性能調整という名のウェイトも課せられた。一方で、タイトル獲得を意識した戦略として、速さを封印することも。それだけに、ここオートポリスこそは“勝負の場所”でもあった。

予選1回目は、性能調整で救済を受けるNo.32 EPSON NSXにトップタイムを譲ったが、午後からのワンラップアタック「スーパーラップ」では、トレルイエが文句ナシのトップタイムをマーク。2番手のNo.1 NSXに0.467秒という大差をつけ、今季2度目のポールポジションを獲得した。
GT500クラスのスタートシーン

■ライバルNo.38 SC430は予選で脱落

一方、No.23 GT-Rと対照的だったのが、No.38 ZENT CERUMO SC430(立川祐路/R・ライアン組)。No.23同様、今回の優勝候補に名を連ねていたが、予選1回目でのトラブルが彼らのプランを狂わせることになった。

ワンラップアタックを狙って遅めのコースイン。が、予想外の赤旗中断によりGT500専有アタックの残り時間はわずか1分半に。立川はGT300との混走でスーパーラップ進出のためのトップ10入りを目指すことを強いられた。

立川は2セット目のニュータイヤを装着したが、混雑するコース上でベストタイムを刻むことはできず、11番手で涙を飲んだ。ところがこの後、ペナルティを取られた車両が続出。順位は大きく変動し、No.38 SC430は6位まで浮上。しかし、肝心のスーパーラップに装着すべきニュータイヤはすでに使用済み。結局スーパーラップは10番手に終わり、No.23 GT-Rの快進撃を許すことになってしまった。
GT500クラス2位のNo.32 EPSON NSX(ロイック・デュバル/平中克幸組)
ピット作業を終えスタートするNo.23 XANAVI NISMO GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ組)

■NSXの混戦をよそに

レースウィーク中は天候に恵まれたオートポリス。気温、路面温度も想定以上に上昇し、タイヤへの負荷が大きくなった。その影響もあり、レースディスタンスの3分の1を終えると早速ドライバー交代のピットインを行うチーム、あるいは2ピットストップの作戦を採るチームも現れた。

快走するNo.23 GT-Rに続いたのはNo.1 NSX。だが、ピットストップで痛恨のミス。大きくタイムロスし、No.32 NSXとNo.100 NSXの先行をゆるした。ところがNo.100はその後、GT300クラス車両と接触し、ドライブスルーペナルティを受けて後退。
No.1 は3番手に返り咲くも、こちらも終盤No.100と接触して後退。レース後にNo.100がタイム加算のペナルティを受けたことでNo.1が3位に復活したが、チームが望むような結果を手にすることはできなかった。

この間、本山のGT-Rは、淡々とトップの座をキープ。65周を難なく走りきり、今季3勝目を手に入れた。

GT300はタイトル争いの車両が安全策をとるなか、「せめて今季1勝!」をもくろむチームが上位に食い込んだ。優勝したのは予選2番手からスタートしたNo.81 ダイシンADVAN Z(青木孝行/藤井誠暢組)。2位のNo.43 ARTA Garaiya(新田守男/高木真一組)は、タイトル獲得に最も近いポジションに立つこととなった。
GT300クラス優勝のNo,81 ダイシン ADVAN Z(青木孝行/藤井誠暢組)
■最終戦、富士は熾烈に

最終戦を残し、俄然タイトルに近づいたNo.23のGT-R。僅差で追うライバル達はこのオートポリスでガマンのレースを強いられたことから、最終戦での戦いがますます熾烈になるはずだ。
特に、ランキング4位につけるNo.38 SC430は「最終戦よりもオートポリスで勝負がしたい」との意気込みがふいになっただけに、最終戦は“捨て身”のアプローチが予想される。その戦いは、11月9日に決勝を迎える。

(文=島村元子/写真=KLM Photographics J)


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