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日産ファンの熱い一日 〜「NISMO FESTIVAL at FUJI SPEEDWAY 2008」開催
(08.12.01)
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「ヒストリックカー模擬レース」より。「Zの柳田」こと柳田春人(GT500で活躍する柳田真孝の父)の駆る、クロスフローのLYエンジンを積む「S30Z」を「B110サニー」、「KPGC10」(初代スカイラインGT-R)が追う。
■
日産ファンの熱い一日 〜「NISMO FESTIVAL at FUJI SPEEDWAY 2008」開催
2008年11月30日、静岡県小山町の富士スピードウェイで毎年恒例の「NISMO FESTIVAL at FUJI SPEEDWAY 2008」が開かれた。
来場者を乗せ、コースインすべくピットロードを駆け抜けていく2003年GT500仕様の「モチュール・ピットワークGT-R」。ピットロードには「エキサイティングコーナー」と呼ばれる、相撲でいえば「砂かぶり」のポジションが設けられていた。
SUPER GTをはじめとするレースに欠かさずやってくる熱いファン代表の「ニスモ私設応援団」。この日も一日中NISSANフラッグを振り続けていた。お疲れさまでした。
■ホンモノのレーシングカーで同乗走行
毎年、1年間のモータースポーツ・カレンダーがすべて終了した11月下旬から12月初旬にかけて開催されるトヨタ、ホンダ、日産のファン感謝イベント。ほぼ例年トリを務めるのが日産ファンの祭典「ニスモフェスティバル」である。
ちょうど1週間前に同じ富士スピードウェイで行われた「トヨタモータースポーツフェスティバル」も好天に恵まれたが、この日の空模様はさらに上機嫌。文字どおり雲ひとつない青空のもと、熱い祭りが繰り広げられた。そう、“熱い”のである。異論はあるかもしれないが、主催者、参加ドライバー、そして来場者ともに、3社のイベントの中でもっとも熱いのが、この「ニスモフェスティバル」ではないかと思うのだ。
歴代スカイラインやZをはじめとする日産車、それもいかにも走り好きが乗っていそうなクルマが多数を占める車列に並んで富士スピードウェイに入場すると、ピットではこの日出走する何十台ものマシンが盛大にエンジン音を轟かせていた。
続々とウォームアップ走行に出ていくマシンのうち数台は、助手席に来場者を乗せての「同乗走行」を実施中。そのプログラム自体は他社のイベントでも用意されているもので珍しくはないが、ニスモの場合はマシンがひと味もふた味も違う。なんと現役のGT300、そして数年前のGT500といったホンモノのレーシングマシンに来場者を乗せてしまうのである。「乗せるアホウに乗るアホウ」と言ったら言葉は悪いが、このプログラムがニスモフェスティバルの熱さ、ファンとドライバー/主催者の距離の近さを象徴しているように感じられた。
「海外レース参戦50周年パレード」で、「ダットサン富士号」に乗って登場した難波靖治氏(中右)とブルース・ウィルキンソン氏(中左)。クラス優勝の勝因は「クルマが頑丈で、壊れなかったことにつきる」と語っていた。
■海外レース参戦50周年イベント
ウォームアップ走行に続いて本コース上では、もはや定番である「ヒストリックカー模擬レース」、これまた恒例となったカルロス・タバレス副社長をゲスト・ドライバーに迎えての「マーチカップ・エキシビションレース」が行われた後、ホームストレートで今回のスペシャルプログラムである「海外レース参戦50周年パレード/ファン感謝セレモニー」が始まった。
これは1958年に初の海外遠征として「ダットサン富士号」で豪州ラリーに参加、クラス優勝を飾ってから今年で50周年を迎えたことを記念したもの。富士号の優勝ドライバーであり、長らく日産のモータースポーツ活動を率いた難波靖治氏とナビゲーターのブルース・ウィルキンソン氏を特別ゲストに、その富士号をはじめ海外ラリー/レースで活躍した歴代マシンがパレードした。
グランドスタンドを埋めた観客の声援に応える5人。左からカルロス・ゴーンCEO、ブノワ・トレルイエ、本山哲、飯嶋嘉隆ニスモ監督、そして日産系チームの総監督を務める柿元邦彦氏。
■ゴーンCEOも登場
引き続きホームストレート上では、50周年の節目の年に公約どおりSUPER GT選手権のGT500クラスの王座を奪還した「ザナヴィ・ニスモGT-R」の本山哲/ブノワ・トレルイエ以下、GT-Rでエントリーした全チームのドライバー、監督とマシンが整列。本山とトレルイエ、柿本ニスモ総監督がファンに感謝の念を述べ、マシンのナンバーを「23」からチャンピオンナンバーの「1」に改めたところで、ホームストレートに巨大なモーターホームが登場。一部メディアで噂されていた新型マシンのお披露目かと思いきや、ドアが開いて現われたのは、なんとカルロス・ゴーンCEO。
巷の噂では「モータースポーツにあまり興味がない」ということで、この種のイベントには顔を見せたことのないゴーンCEOだが、ファンの声援に満面の笑みを浮かべ手を振って応え、今年1年の感謝と来季へのさらなる決意を力強い日本語で述べた。
「カテゴリー混走模擬レース」。セバスチャン・フィリップの駆る「R92CP」(1992)を柳田真孝の「R390GT1」(1998)が追う。
「GT-Rスペシャルバトル」。ナンバー1を付けた「ザナヴィ・ニスモGT-R」を先頭に、今季のGT500を戦ったR35GT-Rが4台続く。当然ながら速さでは圧倒的だったが、ハンディレースを制したのは、最後尾に見える93年GT500仕様の「ザナヴィ・ニスモGT-R」(R34)だった。
3人のチーム監督が乗ったグループA仕様の「R32GT-R」は、終始激しいバトルを展開。もちろんユニシアジェックスカラーは長谷見昌弘、カルソニックカラーは星野一義だが、STPタイサンカラーは近藤真彦がステアリングを握った。
■主役はやはりGT-R
次なるプログラムであるSUPER GT仕様のZや往年のグループCカーによる「カテゴリー混走模擬レース」を挟んで、メインイベントはR32以降の歴代GT-Rレーシングによる「GT-Rスペシャルバトル」。現行R35にはドライバー交代&タイヤ交換、R34およびR33にはピットでのストップ&ゴーが課せられ、いっぽうR32はノンストップというタイム差を考慮した10周のハンディキャップマッチで、トップドライバーならではの魅せるバトルが展開された。
フィナーレは出場したすべてのマシンがパレードしたのち、全ドライバー、監督そしてレースクイーンがグランドスタンド前に整列して、熱い声援を送り続けたファンに再度感謝。最後まで熱い一日だった。
(文と写真=田沼 哲)
「GT-Rスペシャルバトル」の前に行われたグリッドウォークは大盛況。元祖「日本一速い男」こと星野一義監督をはじめ、ドライバーはサインと記念撮影に大忙し。
パドックではトークショーなどのステージイベントやマシン展示、各種ショップなどが展開されていた。これはオークションにかけられるというドライバーのお古のレーシングスーツ。はたしていくらで売れたのでしょう?
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